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令和 4年第2回定例会 (第2号 6月21日)

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  1. 高野町議会 2022-06-21
    令和 4年第2回定例会 (第2号 6月21日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    令和 4年第2回定例会 (第2号 6月21日)                   令和4年            第2回高野町議会定例会会議録(第2号)        第2日(令和4年6月21日 火曜日)          午前9時30分 開議     第 1 一般質問 2 出席議員(10名)    1番 松 谷 順 功         2番 大 谷 保 幸    3番 大 上 浩 志         4番 菊 谷   元    5番 新 谷 英一郎         6番 中 迫 義 弘    7番 中 前 好 史         8番 大 西 正 人    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  中 西   健   書記    倉 本 文 和
    5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       森 下 英 男   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     辻 本 和 也   総務課長      古 倉   充   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    尾 家 和 代   建設課長      苗 代   勝   生活環境課長    小 西 敏 嗣   診療所事務長    苗 代 千 春   消防長       井 上 哲 也   教育次長      田 中 宏 人   富貴支所長     岡 本 哲 明                午前9時30分 開議 ○議長(松谷順功) 皆さん、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  7番、中前君。 ○7番(中前好史) 皆さん、おはようございます。  一般質問を通告したところお許しをいただきましたので、私からの質問ですけれども、高野町の今後の教育についてということを質問させていただきますので、御答弁よろしくお願いいたします。  現高野町議会の議長のお許しを得まして、今回、去る令和2年12月定例会の一般質問において、現在の議会議長が高野町の今後の教育についてとの質問に対して教育長は答弁していますが、その後の経過についても聞きたいと思います。  教育については範囲が広いのでございますので、今回は何点かお聞きいたします。高野町で育て、育ったものが、高野町のある部分に役立てるということで、そこには新たなかけがえのない宝物ができ上がると私は思っています。そこには高野町になくてはならない人物や建造物です。高野町の土地でコウヤマキ、杉、ヒノキ苗を育て、そして植林して育てる作業の段階を高野町の小学生や中学生の生徒たちにどのような形で学ばせているのでしょうか。  山に従事している方々が数十年かけて育て、何代にも工夫し、育て、育ったヒノキ、杉等々の樹木、これを製材し、木材として。これは大変重要なことであります。その建造物や木工製品になっていく様子を、どのように子供たちに知らせて学ばせているのでしょうか。植林して育てること、そして使用されることが、これが生かされることにつながっているということは本当に大切なことと思いますので、どのような形で子供たちに教えているのでしょうか。  学ぶことで、製材木材、これは自分が植林したことにとても充実感があるわけですけども、自分の子供、孫、3代にかけて力を合わせてやっと製品にできる、息の長い作業構造が必要なことであることは子供たちにも分からせることは重要だと思います。協力していくことででき上がっていくことが分かるのです。  高野町キャラクターとして高野りくぼくちゃんが誕生しましたよね。このりくぼくちゃんの頭の上には、コウヤマキ、コウヤスギ、ヒノキ、松、ツガ、モミ等が描かれているわけですけれども、とても愛着のあるキャラクターで、いつまでも末永く皆さんから愛されるキャラクターと思っております。  そこでお聞きします。現在、工事が進んでいる学びの拠点には、学びの教室とし、これをこども園、小学校、中学校、公民館などは建設されますが、どのような箇所にこの高野町で育った樹木が使われるのか。これは私だけではなく、町民の皆さんが本当に興味を持っていることだと思います。興味津々だと思います。どの箇所に使用されるかをお答えしていただきたいと思います。  使用される過程になりますが、育てる過程を生徒の皆さんに伝えることにより、学校に在籍した方や在籍している生徒の皆さんも、自分が学んでいる校舎に自分が住んでいるまちで育てて育った木が使用されること、これは非常に愛着が湧いてくるのではないでしょうか。山に従事する人々が汗水を流し、精魂込めて育てた、風雨に負けず頑張って育った木、これを使うのです。高野町にお越しの方に、このことを生徒たち、子供さんたちは話してくれると思います。自分の学んだ学びやが、自信のある学びやとなっていくと思います。  また、高野六木、この使用箇所を本当に教えてほしいと思いますので、よろしくお願いします。  ふるさと教育にもつながると思いますけれども、これは山を育てることによって海の生き物を育てることにつながるのではないでしょうか。このことはもう御存じだと思いますけれども、山を育てることは海の生物も育てていく。このふるさと教育関連では、「私たちの高野町」の完成を私も喜んでおります。とてもいい冊子ができ上がったと思っております。まちの未来はどうあるべきなのか、小中学校の生徒の皆さんがこの冊子を読むことにより、高野町の歴史・文化がより身近なものになるかと思いますし、また、年代を超えて若者と高齢者が歴史を振り返りながら話し合える交流の場になるかと思います。郷土を愛し、育て、育むこと、この1冊でとても心が和やかになりました。  町民憲章の一つにありますが、未来を担う子供たちの夢を育むまちをつくります。これは町民憲章の一つにありますよね。自分たちが学び合う、この校舎に、自分たちが育てた、また育っていく過程を見たこの木を、先人たちは力を合わせてつくり上げたこの樹木をどのように使用されているか。このことは心にもつながっていくと思います。これは教室で学ぶ生徒たちが、先祖に見守られて、見守り、そして自分が本当に守っていただいている、そういう気持ちでまた教室で学ぶことができるのかと思います。  この副読本の「私たちの高野町」、この第3章、高野町内の様々な仕事の中に木を育てる森林を守る仕事、私たちの暮らしと森林、木育の取組など、このこともしっかりと書かれております。23ページ、22ページのところには、皆の役立つ施設のところでは、学びの交流拠点事業、この事業により建てられた新しい施設には、教育委員会やこども園、小学生、中学校、公民館などの教育施設が全て集約されていますと書かれております。ここは子供から高齢者まで、あらゆる世代が積極的に交流し、ともに学び、楽しみ、喜び、安らぎ、感動できる魅力ある学びの交流拠点となることを目指していますと書かれております。この建物に町民の意思と建設業者からアイデアを取り入れ、2024年、令和4年夏頃に完成と書かれてありますよね。この高野町で育った樹木をどのように使用するか、それをしっかりお答えください。  2つ目でありますけれども、英語教育小中連携教育についてお聞きしたいと思います。  去る令和3年9月定例会において、5番議員の質問にありましたけれども、教育長はこの答弁の中で、新カリキュラムの企画立案及び教員研修を進め、夏季休業以降は、小学校では授業案の作成、中学校では教員とALTの効果的なティームティーチングを行っていると教育長は答弁していますが、その後、その経過を教えていただきたいと思います。  そして、ステップアップとしてイギリスの非営利団体であります、イギリス政府により設立された文化交流と教育機関を促進する国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルの講師の方と連携し、小学校、中学校の教師、先生の方々は、生徒に英語を学ばせる上で、現在取り組んでいるどのような取り組み方をしているか、また、新たな取組の方法を教えてください。  本年、こども観光大使の任命式典に、私は総務文教常任委員長の役目で出席させていただきましたけれども、この高野町民憲章の1つ、心のふれあいを大切にし、訪れる人々にも思いやりあるまちづくりをしますとあります。昨年のこども観光大使である高野山小学校の生徒の皆さんが、高野山の歴史の紹介を英語でしている様子を収録したものを私は拝見いたしました。生徒の皆さんはよく勉強し、観光大使としてしっかり活躍している様子を目の当たりにさせていただきました。これはさらなる国際文化交流ができることかと思います。改めてお聞きします。高野町小中連携の教育では、今後どのような形で進めるかもお聞きしたいと思います。  あとは自席で答弁いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 中前君に申し上げます。  今、発言の中で、学びの交流拠点整備事業、令和4年と発言されたと思うんですが、令和6年ですので、訂正されてはいかがですか。  中前君。 ○7番(中前好史) はい、6年のつもりで口が間違って4年と申し上げましたので、これは訂正させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) はい、訂正します。令和6年7月の完成です。  田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、おはようございます。  7番議員の御質問につきまして、御説明いたします。  まず、学びの交流拠点のことを中心に、1点目、お聞きいただいてるんですけども、まず小中学生に林業学習というようなことで、どのように学んでいるかということからお答え、御説明させていただきます。  まず、高野山小学校において、毎年、和歌山県の緑育推進事業というのがあるんですけれども、それを活用しまして林業について学習しております。事業内容としては、森林体験と森林学習というふうに2つに分かれております。森林体験は、春の遠足を利用して、森林公園等で行っています。森林学習については、講師を小学校のほうに招いて実施しております。今年は5月に森林体験としまして小学校1、2年生は木工クラフト、3、4年生は森の観察とツリークライミング、5、6年生は原生林を観察と間伐体験というのを行っております。  森林学習として、1、2年生は、高野山に住んでいる動物や植物を学ぶ、5、6年生は高野山の林業を学ぶをテーマに学習を実施しております。中学生につきましては、本年度の総合学習、ふるさと学習カリキュラムの中で、高野山の林業と伝統建築を学ぶ時間が組み込まれております。  次なんですけれども、高野山の木材が学びの交流拠点の工事の中でどのように使用される予定かということについて御説明させていただきます。  学びの交流拠点整備事業において、高野山の木を構造材として利用することを検討したんですけれども、ちょっと加工場の関係で断念いたしました。しかし、現在は意匠材や外構材として利用を検討しております。  続きまして、高野六木についての使用箇所ということで御説明させていただきます。高野六木につきましては2つの方法で使用を検討しています。1つ目がサインでの利用です。サインといいますのは、案内板や教室の標示板のことになります。高野六木の板にサインを転写して、各教室に掲示する予定としております。  続きまして、その木を育てる過程ですね、学校に在籍した方や在籍している生徒の皆さんが、自分たちのまちに住んでいる木が利用されているというようなことも含めて、こういうことがふるさと教育につながるんではないかというふうに質問されたと思いますので、そのあたりのところを御説明させていただきます。  高野町のふるさと教育なんですけれども、小中学校におきましては、現在、郷土愛を育むために3つの取組を行っております。  まず、1つ目は探求的な学習ということで、この学習で課題を見つけ、仲間と協力しながら解決しようとする取組を重視しています。課題を解決できたという成功体験を積み重ねていくことで、このまちを守ろうとする主体性が培われていきます。  2つ目の取組は、体験的な学習です。教室での学習だけでなく、校外での体験的な学習によってふるさとへの愛着が生まれていきます。  3つ目の取組なんですけれども、9年間を通した系統的な学習です。現在、中学卒業時の目指す子供像をしっかりと定め、発達段階に応じた学習を積み重ねていくことを重視しています。ふるさとへの愛着は短期間で育まれるものではなく、また特定の教科だけで育まれるものでもありません。学校が長い時間をかけて教育活動全体を通して取り組んでいくことが大切であるというふうに考えております。  先ほど議員がおっしゃられたことなんですけれども、郷土愛を育む学習につながるということで、ふるさと教育の内容に合致しております、つきましては、新しい学校で使用しているのは高野町の木であるということを伝えていけるようにしたいというふうに考えております。  続きまして、英語教育と小中連携のことについて御説明させていただきます。  まず、小中連携なんですけれども、現在と今後についてということで、どのような取組をしているかというところなんですけれども、小中学校の先生がお互いの授業を見学するだけではなく、中学校の先生が小学校で授業をしたり、小中学校の先生が一緒に授業をしたりということにも取り組んでおります。また、異学年交流や異校種交流を進めることで、例えば中学生が小学生の見本となって指導して、小学生が中学生に憧れを持って育っていくといった関係性を取り上げていくことも大切だと思っております。  小中連携につきましては、まだまだ発展途上の段階にあります。全ての教職員が9年間の子供たちの成長とともに考えた取組を進めることが重要であると考えております。  続きまして、英語教育のことなんですけども、英語教育の現在、どんなふうに進めているかということについて、それとまたブリティッシュ・カウンシルの講師とどんなような連携というところを御説明させていただきます。  まず、英語教育の、現在どんな形で進められているかというところなんですけれども、本年度は新カリキュラムの導入及び教育研修を主体に実施しております。モデル授業をもとに、新しい英語の授業イメージを共有するとともに、ブリティッシュ・カウンシルから根拠と実績に基づいた授業テクニックを享受しております。具体的には、研修に小学校の全教員が加わりまして、また中学校英語教員との相互授業参観等、9年間の系統を持たせた展開というのを始めております。  それと、教員がブリティッシュ・カウンシルの講師とどのように連携しているというところなんですけども、英語教育の推進につきましては、昨年度から、外国からの訪問者と事前に準備することなく即興でやり取りができるというのを目標に、本町の英語教育の現状調査や児童・生徒、教員、保護者へのインタビュー調査と同時に、小学校、中学校にプロジェクトリーダーという教員を配置しまして、教員のスキルアップを図るための基礎研修を7回、延べ日数24日間実施しております。また、定例の基礎研修以外にも、ブリティッシュ・カウンシルが授業参観後のフィードバックを行うだけでなく、その改善点が授業に反映されているかを検証するため、授業VTRブリティッシュ・カウンシルに送付する際、研修をして授業実施をして、フィードバックというふうな形で循環の強化をしてまいりました。  以上となります。 ○議長(松谷順功) 7番、中前君。 ○7番(中前好史) 建築物に関しては、構造材には製材をするに当たってスムーズにいかないと今聞かせてもらったんですけども、なぜできなかったのでしょうかね。そこをちょっとお聞きしたいと思います。  それと、英語教育のところですけれども、ブリティッシュ・カウンシルと先生との連携を取る上で、学校の先生が学んでいるわけですよね。その学びにつけて、ふだん生徒たちに教えている先生が学ぶという意味で、どのような形で受け止められて次に生かそうとしているのか。そこをちょっと知りたく思いますので、よろしくお願いします。  それと、新しい取組としては、このほか何かないんですかね。ちょっとお聞きします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、7番議員の御質問につきまして御説明させていただきます。  まず、学びの交流拠点に利用予定の木材の加工場の関係でというところなんですけれども、商品の規格基準を判定するという加工場、ある一定の、加工場というてもどこでもいいというわけではなくて、規格の基準を判定するという加工場というところで、材料となる木の基準を判定していただくところがないということで断念したと、そういうふうに聞いております。  すみません、ちょっと英語は。以上です。英語はすみません、ちょっと教育長にお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) おはようございます。失礼いたします。  先ほど7番議員から英語教育に関しまして、先生が教えることを学んでいる、この様子を見た子供たちはどう思っているのかというのと、もう1点は新しい取組が何かあったらということでお話がございましたので、お答えさせていただきます。  今、教員に英語の指導をできるようにということで、ブリティッシュ・カウンシルに入っていただいて指導を進めているところです。まず、先ほど話をさせていただきましたが、プロジェクトリーダーというのがおります。高野山小学校には2名、花坂小学校には1名、高野山中学校には2名ということで進めてございます。  まず、このプロジェクトリーダーが全てこういう指導方法等について学び、そのことをだんだんと学級担任に下ろしていくという形を取っています。子供たちにとっては、プロジェクトリーダーが中心にその事業をしておりますので、いわばTT、ティームティーチングのような形で進めております。  本年度におきましては、県教育委員会のほうから加配を1人いただきました。この先生がいわば専科教員のような形で動いております。この先生が各学級の授業をし、そこに担任とティームティーチングを行っているというのが今の現状でございます。ですから、子供にとったら違和感を感じずに、普通どおりティームティーチングを進められているということで、進んでいると御承知いただければと思います。  新しい取組についてですが、昨年度からですが、昨年6月、本来は4月からスタートですが、コロナ禍により6月からのスタートになりました。その中で、まずブリティッシュ・カウンシルからフォニックスという指導方法が出てまいりました。  フォニックスって何かといいましたら、アルファベットの文字をそれぞれどのように発音するのかということを学ぶことで子供たちは学習していきます。つまり、文字と音、おんです。それをどうつなげていくかということであります。  日本語においては50音、子音プラス母音で全て音ができるんですが、英語につきましては42音、つまり子音も発音の1つになってきます。もちろん母音もなってきます。それを含めますと42音という形になっております。これは英語圏において子供たちに読み書きを教えるために開発された指導法であるということです。つまり、日本の子供たちにもこの読み書きを学習するためにこれを取り入れていってるというところであります。  このようにアルファベットごとの発音を先に学ぶことによって、知らない単語でも耳で聞いただけでスペリングが分かり、正しく書くことができるというようになっております。  実際に、昨年、授業の様子を見てみますと、子供たちフォニックスを学んだ後で、実際にその発音を聞いて書けるわけです、単語を。そういう様子を見ていきますと、やはりこの取組、フォニックスを取り組むことによって、子供たちの英語学習というのは飛躍的に伸びるなというように私は思っています。  私自身、英語教育を学んできたときはどうだったかといいましたら、発音記号が出てきます。つまり、ローマ字式で単語を覚えたり、そんなような形であります。一つ例を挙げると、ジャンプというJUMP、ジャンプするのジャンプです。これはジュムプというこういう、例えばローマ字式で読んで単語をJ、U、M、Pというように覚えたのが私たちです。だから、そういうようなローマ字式で覚えたり、結局暗記することによってそれをやっていったわけですが、このフォニックスを取り入れていくと、やはり正しい発音というのができてくるのではないのかなとこう思っております。  国から出されておる英語教育を見ていきましてもそうですが、確かにコミュニケーションをできるように教科書が組まれております。しかし、これ私の間違いかも分かりませんが、このフォニックスと今取り入れられていること、これを合致することによって、よりよく子供たちはよい発音ができるし、聞き取れるということにつながるのではないのかなということで現場の先生と話をしたりしております。  ですので、新しい取組といいましたら、昨年度からもそうですが、フォニックスを取り入れて、それの充実に動いているということで御承知いただければと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、中前君。 ○7番(中前好史) 建造物に関しては、先ほどなぜ製材できないかということを聞かせてもらったわけですけども、できる範囲内のことでは教室の標示板であるとか、そういうものに高野六木を使用したり、また使える箇所には木製のものを使っていることを聞かせてもらったと思いますけども、それでいいですよね。どんどん高野町で育った樹木を次の新しいところに生かして、子供たちが自分たちで育ったものを使っているんだなということを実感できるような使い方をしていただくように、よろしくお願いいたします。  英語教育につきましては、私、今初めてフォニックスという、教えていく上で音で耳にまず取り入れて、で、アルファベットと合わせていくという指導を聞いたわけですけども、これは私が思うには、年齢が小さいほどそれは取り組みやすいということにつながっていくのかな。また、高齢者になってでも、ゆっくりでありますけれども、また学んでいく過程でそれを利用していけるのであろうかなと今感じたわけです。それを次の学びの交流拠点、公民館等できるわけですけども、そこでも今後生かしていけるような形で、今から幼少年代の子供から高齢者につながってくるような、そういう英語の指導、これをすることによってこの高野町は世界とますますつながりが深くなっていきますので、どんな方と、どこの国の方と出会ってでも英語ではスムーズに話せるような、そういう教育を町長も進めてくれるんであろうかなと今感じたわけです。  このことについて、教育長もそうですけども、町長もどのように考えているのか。先ほど私、質問の中で、こども観光大使の方が英語で高野山、高野町の紹介をしている姿を、英語でですけども拝見したとき、これはすばらしいことかなと思いました。これを広くつなげていく意味で、教育長、この教育委員会をうまく進めていっていただきたいと思います。  まず、やっぱり学校では教師、先生ですね。先生が違和感なくそれをまず自分に取り入れて、子供に指導していける、このような形でつなげていただきたい、これを町長は応援していってほしいと思いますので、この辺をちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 7番議員から、高野町での今後の教育についてお尋ねをいただきました。  まず、施設面で高野山、高野町の木材を使えないかというようなお尋ねがございました。当初、高野町有林ですよね。町有林、また学校林、そういうものを今回の建築にどんどん使ってほしいというようなつもりで担当課にもお願いしとったところではございますが、当時、ウッドショックでもなかったし、また今のウクライナ情勢でロシア材が入ってこなくなったとかいうようなことでもなかったので、やはりいろいろな面で全体的に町有林を使うのはちょっと難しいなというようなことになってます。  今後、町有林、これも使っていかなければ、整理もしていかなければならないし、利用もしていかなければならないというふうに考えております。当然、町有林だけではなくて、高野町には国有林もたくさんあったり、民有林もたくさんある中で、自分たちの町の財産である町有林を有効的に育てて、そして利用していく。こういったものを今後しっかりと進めていかないといけないというふうに考えております。
     その中で、森林環境譲与税、今報道ではこの森林環境譲与税というものがしっかり使われてないということで、減額したらどうなというような声も国のほうが言っておられます。そういったこともございますので、本町に入ってくるこの譲与税は、しっかり森林の環境を整備、そして利用していくためのものには使っていきたいというふうに考えているところでございます。  また、加工場の関係等でというようなこともございましたが、また議員のほうから直接また担当者のほうにいろいろ聞いていただいたら、今回、大規模にそれが使われなかった理由というのはもっともっとあると思いますので、そこも議会中にでもまた御説明する機会が設けていただけたらというふうにも思っておるところでございます。  そして、英語教育のお尋ねもございました。英語教育をしっかりしていきたい。そういった思いの中、教育委員会ブリティッシュ・カウンシルを導入しようというふうなことを決めていただきました。それが始まって1年少々たってきます。教育委員会からは、いい反応が子供たちに出てきてるよというようなお答えも聞いております。やはりこれを進めていくには、いろいろなところで御紹介はしておりますが、まずは学校の先生がこの英語教育、もともとの学習指導要領の中にある教育の仕方と、今回のブリティッシュ・カウンシルのというものをしっかり融合させて、また先生たちがそれを身につけることが楽しみとなって、そして教えることによって子供たちが伸びていく姿を、それが向上していくならば、先生たちももっと前向いていっていただけるのではないのかなと思います。  比較的小学校の先生はとっつきやすくというか、もともと専門性ではなくて全体を見る中での英語教育ということで、積極的に取り組んできておりますが、中学校の先生は単科で教えておりますので、各先生に教え方というのはもともと学校を卒業して今まで勤務してきたところで叩き込まれているとこもございますので、その辺の意識改革、そういったところが今教育委員会で汗をかいていただいているとこかなというふうに思いますが、全体的に見ますと、小学校、中学校の先生方もおおむねこの高野町の取組に賛同して、子供のために頑張っていきたいというふうな環境づくりになってきておるのかなというふうにも思っております。  先生がおっしゃるように、小さい頃からというのは大切かなというふうに思います。全然、関係ない話で恐縮して申し訳ないんですが、先日の6月15日の弘法大師御生誕の降誕会の前の11日、12日、青葉祭り前夜祭、本祭がございました。そのときに、高野山小学校の児童に大師音頭を教えに行きました。西門院の親奥様がしっかり教えていただいて、我々はお手伝いをするというようなことでございましたが、見ておりますと、また先生方から聞いておりますと、小さい年齢ほどうまく大胆に踊ってくれた。まあ、そういうものなのかな。いいふうに言いますよね、そういうもんなんやろなと。だから、小さい頃に発音でもそう、大師音頭でもそうですけど、そういったものがより身につきやすい段階から提供していく、教えていくというのは、本当に大切なことではないのかなというふうにも思っておるところでございます。  全般的に申し上げますと、やはり子供は、どこもそうと思いますが、地域の宝でございます。特に、宗教的文化が関わる歴史が深く、国内外から注目されておるこのまちでございます。小さい頃からふるさと教育を通じて、さらにこの地のことを深く深く知ることになったり、また先々にはなるでしょうけど、希望者に、当然全額負担ではないでしょうけど、希望者にはせっかくブリティッシュ・カウンシルですからイギリスとかに希望留学をされる方とか、そういった事業も始めて、国際的な感覚を養っていく。町としてブリティッシュ・カウンシルで英語などを身につけることによって、親御さん等の子育ての支援のお手伝いが少しでもできるんではないかというふうにも思いますし、またそういった人材を、少ないですけど、そういう人材を育てていくということは、先々、町の発展にもつながるのではないかというふうにも思いますので、これからもいろいろな面で議会の先生方にも御協力をいただかなければならない、また住民の皆様にも御理解、御協力もいただかねばいけないことがたくさんあろうかと思いますが、町としてできるだけ、できる限りの人材育成のために頑張ってまいりたい、そのように考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 7番、中前君。 ○7番(中前好史) 前向きな答弁、ありがとうございました。  先ほど弘法大師のお誕生を祝う降誕会の日は、私たち、仕事をしていく上で休みやすい日として15日の近くの日曜日のほうにしたわけですけども、その折に、子供さんにも青葉祭りの大師音頭を伝授したということを聞かせてもらったんですけども、宗教を絡めてそうですけども、宗教というのは偏った宗教じゃなしに、これは大事なことかと思います。特に、弘法大師は子供さんたちに教えたいということで、本当に心を込めて取り組んできたわけです。それが現在につながっている高野町の高野山かと思いますので、ここは勉強をしたいような土地である、皆が集まってきやすい高野町である、高野山である、そういうことに今後も取り組んでほしいと思います。  そのことにつけて、町長は前向きですし、教育長も新しいことに取り組んでおられますので、また新たなことを子供さんたち、住民が楽しんで教育を受けれるようなことにつなげていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これだけはもう一つ言っておきたいなということがあればお聞きしたいですけども、何か教育長はございませんかね。ありましたらまた教えてくださいよね。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 7番議員のお尋ねの中で、1つだけ答弁漏れがございました。いろいろな事業をしていく中で、ハードを充実させるということも大切ですけど、当然ソフト事業も、これが肝だというふうにも思っております。その中で、今後はやはり高野町で教育を受けたいなと、そして選ばれる学校になるように進めていきたい、そのように思います。追加で申し訳ございません。 ○議長(松谷順功) 7番、中前君。 ○7番(中前好史) ありがとうございます。  私たち、私は高齢者ですけども、高齢者も子供さんたちに学べるという意味で、観光大使の子供さんになられた方と接する場所がまた提供していただけるのであれば、またそんな交流もしていきたいと思いますので、今後考えてください。  以上で質問を終わります。 ○議長(松谷順功) 順番に発言を許します。  4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) 改めまして、おはようございます。  また、本日、高野町議会を傍聴に来ていただきまして、誠にありがとうございます。  私からは3点に分けてますけども、内容的には4点になるかと思います。よろしくお願いします。  まず1つ目ですが、選挙について。選挙について、傷病等により投票所に行きにくい、足が痛い等で投票所に行けない場合の対応はどのようにしているのかお聞かせください。  後は自席からの発言とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 皆さん、おはようございます。  4番議員の御質問について御説明申し上げます。  まず、不在者投票についてなんですけども、仕事や旅行などで、選挙期間中、名簿登録地以外の市町村に滞在している方は、滞在先の市町村の選挙管理委員会で不在者投票ができます。また、指定病院等に入院している方などは、その施設内で不在者投票ができます。また、質問となっている障害者の方や介護保険要介護5の方は、名簿登録地の市町村の選挙管理委員会などに投票用紙など必要書類を請求し、交付された投票用紙に自宅や自分のいる場所において記載し、これを郵便による不在者投票が認められております。また、内容については選挙チラシやホームページで周知しているところですが、さらに内容を詳しく精査し、選挙チラシ以外でも分かりやすい広報をしていくことで、町民へ周知を徹底していこうと考えております。  令和3年6月18日、特定患者等の郵便等を用いて行う投票方法の特例に関する法律が6月23日に施行され、新型コロナウイルス感染症で宿泊、自宅療養等をしている方で一定の要件に該当する方は、特例郵便等投票ができます。また、仕事や留学などで海外に住んでいる人が、海外にいながら国政選挙に投票できる制度を在外選挙制度と言い、これにより在外投票ができます。  それと、移動投票についてなんですけども、選挙委員会でも移動投票所の改正については議題として上がりました。公職選挙法第39条により、あらかじめ指定した場所で車を投票所として開設することになるので、その場所にまで投票に来ていただかなければなりません。また、電算システムを持参できないために、投票者の管理事務が煩雑になってしまうということもあります。また、本庁や富貴支所で期日前投票に携わる職員と、それと移動投票所に携わる職員の確保が必要となります。そして、選挙人が施設へ入所であったりとか、住民票だけ高野町に置いてる場合もあり、移動投票所をしても投票率が上がりにくいことも考えられます。そこで、移動投票所については見合わせている状況でございます。  これだけでなく、投票所に行きたくても行けない方をどうするのかと、選挙管理委員会の中でも常に議題として上がっていますので、これからもいろいろな可能性を探りながら投票率を上げていく努力をしていきますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) ありがとうございます。  あいにく高野町は投票率のほうも結構高水準で位置していると思いますが、やっぱり見ていますと、誰かを頼りに投票に来られている高齢者の方、よく見る光景だとは思います。我々世代はスマートフォン、パソコンなどでインターネットからの情報はすぐに手に入る状況ですが、ある年齢ぐらいになってきますと、町内放送を高野山でよく聞いていられる高齢者の方もまだまだたくさんおられると思います。情報が思うように手に入る我々と、情報が思うように入ってこない高齢者。その辺も含めて、福祉の一環として何かしら分かりやすい情報を伝えられるように、今後も、私たちも伝えていきますが、町としてもその辺、伝わりやすいように努力のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 4番議員の御質問について御説明申し上げます。  先ほども障害のある方とかに郵便投票、不在者投票なんですが、できますという話なんですけども、やはり選挙チラシとかホームページ等、高齢者の方があまり目につかないところということもありますので、またそこら辺も精査させていただいて、違う方法で、いろんな方法で、郵便投票でできますよというようなことを周知していけたらなと再度思います。いろんな面でも、ほかのことでもまたより違う方法とかもいろいろ今考え出されていますので、それも含めて、よりそういう足の不自由な方とかも選挙に来ていただけるという、そういう意思もありますので、できたらそれを体現していきたいとそんなふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) ありがとうございました。  次ですが、高野山森林公園について。これ森林公園だけではない話になってくると思いますが、高野山には高野山スキー場と通称呼ばれている場所、あそこには滑り台等々がある公園に整備されたところもあります。また、町内には5か所ぐらいの公園、これも通称と呼ばせてもらってもいいかどうか分かりませんけども、公園もあります。その中でも町民のお子さんたちを持っておられる家族、そういうとこからも整備、遊具等の増加、そういうのをできたらしていただけないか、そういう声が多く伝えられてきます。  雪が降る冬には、他市町からたくさんの方がスキー場に来られている光景は皆さんお分かりだと思いますけども、それ以外の季節、春から冬にかけて、そういう森林公園の場所を使用した、されたような形跡というのはあまりないかなというふうにも思います。  近隣市町にはいろいろな設備が整った公園、橋本市、紀の川市、岩出市、そのあたりを町民の子供連れの方から1回見てきてほしいなという声もありまして、休みの日にどれぐらいの使用率があるのか、どういう遊具があるのか、見てきました。そこの公園が高野町にとってふさわしいのかどうか、それは私も分かりません。ですが、紀州木材等を使用した建築物、木造木質化支援事業、こういうとこから補助金をもらいながら、何とかどの場所にといわれると町民の方の意見等々もいろんな意見がございます。あまり町が負担を負わずに何か町民との意思疎通ができるような公園、そういうのを今後調査しながら、何とか整備をしていけないか。そういうことはどのようにお考えですか。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員御質問の件ですけれども、高野町内に公園というのが、大門から始まって五の室、中央公民館、桜団地、そういったところに整備を、鶯谷にもありましたかな、整備をされております。その中でも私たちが管理しておる高野山森林公園というのが一番大きな公園になってくるのかなと思いますので、代表してお話をさせていただくんですけれども。  高野山森林公園については、現在、開園当初に設置をしました大型の滑り台の遊具、これが約30年経過した状態で設置がされているところです。老朽化等というのがございますので、安全面を非常に危惧しているところです。そのため、公園遊具の専門メーカーに安全性の確認作業、器具の修繕に係る見積もり、そういったものを現在依頼をしておるところです。  当然、その内容によって老朽化等により撤去や修繕が必要ということであれば、また議会のほうに予算措置をお願いするわけなんですけれども、そういう状況の中に拙速に今遊具を追加するというのは、少し難しいのかなというふうに考えております。  議員おっしゃられた橋本市の杉村公園ですね、杉村やすらぎ広場。こういったところは、私も休みの日なんかに横を通りますと、非常にたくさんの家族連れが集まってきてにぎわっているというのを承知しております。こういうやはりしっかりとした遊具があることで、子育て世代を中心に人々が集まってくるというのは、他の施設を見てもそのようには感じております。当町としても同様の施設を整備して誘客につなげられたらというような、参拝観光以外の部分にプラスになればというところを考えるところですけれども、やはり杉村公園であったりとか、紀の川市、岩出市、田辺市、そういったところの公園というのは、なかなか当町と違って冬場の積雪等の少ないところで、年間を通して利用できるところがあるのかなというふうに思っております。  高野山の場合は、やはり冬に雪が降ることで、スキー場にスキーのお客さんがたくさん来られるというメリットもあるんですけれども、逆に、こういった遊具については使用ができなくなってくる期間があるということで、少しその維持管理、そういったことを考えると、費用対効果も含めて、もろ手を振って、「これええな」というふうになかなか言えない。そこに疑問が残るところであります。  ただ、遊具について、金属の遊具、木製の遊具いろいろあるんですけれども、木製の遊具でありましたら、高野町としてはウッドスタート宣言を行ったりとか、おもちゃ美術館と協働で子供たちが木に触れ合うようなおもちゃということを森林環境譲与税を活用しながら進めている、林業のまち高野山としてやはり木と触れ合うことに重きを置いているというところは大きなポイントでございますので、木製の遊具について何かというところは大きな関心があります。  そんな中、今後、高野山森林公園の在り方を、今は高野山森林公園につきましては非常に転換点を迎えていると私も管理をしていて思います。その中で、その在り方というのを再検討しながら、その中でこういう遊具の整備みたいなものを含めて検討していければいいのかなというふうに思いますし、やはりこういうものを整備しようとしたときに大きなお金がかかってくるのも事実です。それと、先ほど言ったように、雪等で整備が不十分でもし事故が起きた場合、やはり補償問題も含めて大きな問題になりますので、そういったところを包括しながら考えていくということが大事かと思いますし、使える補助金があるのか。例えば、補助金を取るにしても、交付金みたいなものを取るにしても現状取れるのかどうか、そういったところももう少しちょっと勉強させていただきたいなというのが素直なところです。  先般、子育て支援の観点から、やはり子育てに有為になるこういう遊具の設置について、住民の方から要望を頂いてもおりますので、完全にこれを否定するということではございませんけれども、そういう中、もう少し勉強させていただいて、最終的に何か予算立てをする等も含めて、今後の議会に提案をさせていただければありがたいかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) 今伝えて、今できるもの、できないもの、いろんなことがございます。今後の可能性に期待しながら、またいろんな調整をしながら、高野町の子供たち、親子さんが遊べるような場所、そしてまた近隣市町、他府県等の方が来られたときにもそこで使用できるような場所、そういうふうな大きい観点を探りながら、今後このまちにはどういうものが必要なのか。そういうとこを含めて、今後も忘れずに検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員御指摘のとおり、私たち観光振興課としては高野山森林公園を所管するわけですけども、先ほど言いましたように、ほかの公園について他の課の所管ということもございますし、また子育ての部分でありましたら福祉保健課等の御意見等も聞いていきたいと思っておりますので、そういったことを庁内で話合いをしながら、何らかの提案ができればというふうには思いますので、お時間を頂きたいなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) ありがとうございました。  次に、学びの交流拠点、7番議員もいろいろ質問されてますが、かぶる部分については答弁のほうを省略してもらっても結構です。かぶってないなと思う部分でお答えいただけたらありがたいと思います。  令和6年の開校に向けて、町民との交流はどのようにしていくのか。本当に町民との、親御さん、あと高野山に在住されている方との交流というのはどういうふうに取られる。今、現段階からの準備とか、今後それを開校してからするのか、開校する前からもうしていくのか。開校前からできるだけしていただきたいというのが要望ですけども、その辺お答えください。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、4番議員の御質問につきまして御説明させていただきます。  学びの交流拠点整備事業に係る、最初に完成した施設としまして、令和4年5月9日に学校給食センターの運営が始まりました。町民の方への情報提供としまして、4月15日に施設の内覧会を開催し、学びの交流拠点施設全体の基本設計の説明や3D映像の鑑賞も併せて行いました。  なお、基本設計の概要につきましては、3月末に町内のほうへ全戸配布もしております。  現在、町民の方からなんですけれども、新しい給食センターを身近に感じる機会を持ちたいということで、給食試食会の開催の相談があります。教育委員会としましても実現に向けまして積極的に協力していきたいというふうに考えております。  この事業を通じて、児童・生徒がふだんどんな給食を食べているのかを町民の皆さんに知ってもらう、体験をしていただくよい機会にもなると思っておりますので、その際は議員もぜひ御参加ください。また、給食調理の様子も併せて見学できないか、検討していきたいというふうに思っております。  施設の建設に関しましては、今年度、こども園校舎の一部建設が予定されております。完成までの途中経過において、可能な範囲での現場見学会等を含めた内容説明をする機会を設けたいと思います。多くの町民の皆様に参加していただきたいというふうに考えておりますので、内容等を含め、しっかりと検討していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) その辺はもともとやっぱり給食の部分であったり、子供たちがどういう過程で自分たちが食べるものを自分たちの口に運んでもらえるか、その辺も含めて、新しい給食センターが建って、我々は内覧会といいますか、参加させていただきました。以前からある給食センターからすると予想もつかないような施設、設備で、給食を作っていただけるような環境が整ったと思っています。その環境をやっぱり町民の方々や子供さん等々に見てもらって、こんなに安全安心なものを、そしてまた内容は今後も精査していく必要があるかとは思いますが、そういうとこも含めてきちんと行政がやっている対応、そしてまた親御さんたちが求めている内容、その辺に合わせて今後もさらなる交流の場へ持っていってもらって、お互いが安心して通わせられる学校、そしてまた行政としてはそれをできるだけ答えにしていくような行政、それを今後も繰り返していき、いい交流の場としてあそこを発展させていっていただけたら幸いかと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、御質問につきまして御説明させていただきます。  給食センターにつきましては、以前の給食センターというのが新しいのとは全然違うんですけれども、なかなかやっぱり中を見学してもらうことというのは、衛生面もございまして難しい状態です。ただ、今の新しい給食センターにつきましては、外からも窓がありまして、そこからのぞいてどういうふうに作っているかという過程も確認してもらうことができます。あと、試食会につきましても、学校PTAを中心にした試食会というのは毎年されてるかと思うんですけども、なかなか町民の方に知ってもらう機会というのがなかったので、先ほども御説明させていただきましたが、試食会をしたらどうやろというふうなことで相談もありますので、その辺のことも踏まえて、もっと全体的に、子供たちがどんなものを食べてどんなところで作っているかというのを知ってもらうということで、積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) 今後も町からの情報提供を町民にどうぞよろしくお願いいたします。  次に、新学校建築、今、こういう世界情勢もややこしい非常に不安定な状況にあると思われます。その中で、資材高騰で学校建築コストはどうなるのか。その辺ちょっと教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、御質問につきまして御説明させていただきます。  今、世界的な事情によりまして、建築コストというのはかなり高騰してきております。本町においては、現在の設計のほうなんですけれども、もう終盤を迎えてきております。現在の設計では、建築コストが予想をオーバーすることも、予算がオーバーすることも予想されるんですけれども、当初予算内で進めるように協議している状況となります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) 世の中では木材、これ建築資材に関してだけの話になりますけど、もちろん一般の皆さんが御家庭で使われているものも値段が高騰してくるというようなもう話は重々ニュース等で伝わっていると思いますが、今回は学校建築に係るコスト、資材等、建築業者の方々にちょっと聞きますと、部材によっては考えられないような値段に変わってきている。またコンクリートに関しても想像がつかないような値段になってきている。我々が何かをして上がったものではなく、世の中の情勢、世界情勢としてそういうふうになったのは、これ値段の調整のしようがない部分というのも十分分かっています。  その中でもやっぱり日建設計、また建築会社等々、ここには入っておられると思います。できるだけコスト、今まで決めたコストの中で、あまり品質に関しては落ちないように、極力町として努力をしていただいて、学校建設を進めていただきたいと、よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、御質問につきまして御説明させていただきます。  議員おっしゃるとおり、世界的に材料、木材とかコンクリート、それ以外にも全体的にコストというのが上がってきております。今、学びの交流拠点の建設についても影響が出る可能性があります。先ほども申しましたけれども、予算の範囲内で進めていけるよう協議している状況ですので、予算内で収まるような形で進めていけるように努力していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) よろしくお願いします。  次に、学校建築費に活用できる補助金等々はございますか。その辺、またちょっとよろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、ただいまの質問につきまして御説明いたします。  補助金なんですけれども、昨年、建設してこの5月9日から運営してるんですけれども、給食センターと今年建築予定のこども園については補助金ということで、給食センターにつきましては、建設費に係る補助金の割合が6分の1、こども園の建設に係る補助金の割合としては、約30分の1ぐらい補助があります。  それ以外のこれから来年度以降の施設になってくるんですけども、先ほどからも言っていただいたみたいに、今、世界的な情勢もあって、いろんな資材等であるとかというのが高騰している状態なんですけども、適正な補助金も今現在探しているような状況で、またこれにつきましては本町の財政係とも協議して、検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。
    ○4番(菊谷 元) できるだけいろんな課と協議していただいて、補助金、取れるとこからは取ってきていただいて、今後の学校建設にかけて、令和6年にはきちんとした予算内できちんとした建物が運営できることを我々としても願ってます。どうぞよろしくお願いいたします。  次にです。先日、これも7番議員からもちょっと話がありました「私たちの高野町」という本を頂きました。この本は、小学3年生以上から配っていただけるということで、これ町民の方には配布されてないんで、話の内容として伝わるかどうかというところが非常にちょっと不安ではあるんですけども。  この本の中には、郷土愛を育む目的で作られました。知ること、体験することは郷土への思いを強くしますと記されている部分があります。高野山小学生からはこの本を読んで高野町のことを勉強できる、非常に分かりやすい内容になっている、7番議員もおっしゃられてました。我々もこれを読んで自分が知らなかったことがたくさん書かれて、非常に自分の心に入ってきやすいような内容として僕は感じ取れました。  休日に高野町の小学生だけではなく、子供連れの家族等が高野山に来られてます。その家族の子供さんって一体何を求めて高野山に一緒に来てくれるんかなという思い、そしてまた歩いている姿を見ますと、何が目的なんかなという感じがしたんで、そこからこの本をもとに、高野山へ来てくれた子供たちに対して、何か夏休みとか連休の間に高野山に来てくれた人に対して、家族等々で自由研究の題材として活用できないものかな。高野山に来て宿題、宿題に限定してしまうとおかしくなるかもわかりませんけど、教育委員会があの本をつくったんであれば、あの本をもとに高野山を歩いていただいて、何か高野山というところに対して目的を持ってきていただけるような子供たちをつくる。  公園に小さい、本当に小さいお子さんですけども、公園に行くときに親の手を引っ張っていく子供たち、お母さん、お父さん、早く連れってよという駄々をこねるような子供たち。そういうような感じになってくれたらそれはありがたいんですけども、できたら子供たちが高野山に来て楽しいなと思えたら、今後、その子供たちが大きくなったときもまた高野山へ来たいという観光にもつながっていくような感じ。  これ1個の課で考えるだけではなく、教育委員会が何か子供たちに向けての、高野山へ来てくれたらこういうもんが教育委員会から提案できるもんがあるよ。それを今度観光が売りにしていく、そういうようなコラボレーションしたようなものを、今後、ああいう本を作ってくれたんであれば、あれをただの本として置いとくだけではなく、活用できるもんに変えていただけないか。これは要望ではあるんで、その答えを出してくれとか、そういうものではありません。何かしら高野町に来てくれた家族連れさん、またもちろん高野山の子供はもともとから高野山を知っているという部分もあるんですが、余計に知りたいような、何か教育委員会で考えていっていただけたら。家族連れで高野山に来た人にもそれが使えてくるんではないか。  そういうように、これは思いであります。何かを考えてくれ、今すぐ形にしてくれとは言いません。ですがそういう可能性もあるということはなきにしもあらずというとこで、そういうふうな考えを一つ持っていただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます。  「私たちの高野町」の有効な活用方法についての御提案、ありがとうございます。本来、副読本ということで作成したもんなんですけれども、副読本として学校の授業のほうで使用するために作成したものになるんですけれども、それ以外にも有効に高野山を、高野町の子供さんには自分たちの知らなかったことを発見する。また、町外から観光に来られた人については高野町の勉強をするというふうなことで、有効な利用ということにつながるのかなというふうに思います。この件につきましては、活用の機会とか場所とかも含めて、有効的に利用できるように検討していきたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 少し年代がちょっと上がってしまいますけれども、議員おっしゃられた教育と観光の部分のコラボレーションという点で一つ実例がございますので、御報告をさせていただきます。阪南大学高等学校というところがございます。本年度から授業の中で探求ということをやっていくということでお話があって、現在、観光部署と教育のほうで話をしながらこの学校の受入れを進めております。  この中で、高野山の課題というものを学校の生徒たちが考えて、それに対して答えを出していくみたいなことを実際にやりに来てくれます。8月の後半に来られるわけなんですけども、それに向かって今、高野町はこういうところだよ、こういう課題を持ってますよということを、オンラインの授業を通じて向こうの生徒さんにお伝えをしているところです。今週木曜日にも教育委員会の担当者のほうが、世界遺産の保護・管理についての問題点、課題というものを生徒のほうにオンライン授業をすることになっております。  約100名近い子供らが2日間にわたって宿泊をしていただいて、町内を散策しながら、自分たちの課題解決に向かっていろんな活動をしていくと。今後、この文科省のほうの、今まででしたら小中学校で総合的学習の時間というのがあったわけですけども、これが延長されて、今高等学校のほうで探求ということが重要になってきている。与えられた式の答えを出していく、覚えた知識を答えていくということではなくて、こういう中で何が課題で、そのために何をしていったらいいかということを一生懸命やっていくというふうに変わりつつございますので、そういう点なんかも含めて、教育委員会と私たち観光のほうがしっかりタッグを組みながら対応させていただけたらなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、菊谷君。 ○4番(菊谷 元) 高野山に来て、何ができるか。それをこちらから提案していけたら、なお高野山に来ていただく回数が増えるのかなという気はします。子供さんから高齢者の方まで、できるだけ皆さん、この山の上、また周辺集落に足を向けていただけるような考え方、取組。いろんな年代ございます。ここ1点にというわけにはいかないのは重々承知です。ですが、何かあの本の中にはそういう可能性も秘めているんじゃないんかな。それをこっちから問題集みたいな形で提案するのもいろんな形であるんかなというような感じもします。また、林間学校等にもつながっていけたらありがたいと思います。いろんな可能性を見つけながら、どうぞ今後高野山の小学生、学生たちのためにも、また町外からそれがあるから行ってみようじゃないかという提案等々、いろんな形で今後高野山をまた盛り上げていってほしいと思います。お願いします。 ○議長(松谷順功) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) 失礼いたします。  4番議員の御質問にお答えさせていただきます。  今、教育委員会が作成いたしました副読本「私たちの高野町」の使用の仕方ということで、活用の仕方、いろいろと御提案いただきましてありがとうございます。今、観光の課長からも話がありましたとおり、高野町で一体何をすることによって学ぶことができるかということになってくるかと思います。  子供たち、今、平野町長が打ち出しております本町における教育の中核をなすふるさと教育英語教育となっておるんですが、そのうちのふるさと教育についてこのものが非常に活用に重要なもの、位置づけになってくるのではないのかと考えております。  私たちはこれを作成しました。これを子供たちが実際に自分から、自ら読んで、自分で課題を見つけてほしいなと、このように考えます。その中で、例えばです。私、ふとそう思いますのは、高野山へ登ってきます。たくさん登ってきますが、一体どこを見たらいいんやろうかなと皆思うと思うんです。そうしますと、観光案内を見ると、例えば金剛峯寺、壇上伽藍、大門、奥之院、こういうのが挙がってくるかというように感じます。しかし、これはあくまでも大人が示したものであるというように私はそう思います。  子供たちはこのふるさと教育、総合的な学習の時間を中心として行っておるわけなんですが、その中で高野山について子供たちなりに学んだ中で、ここがやはり高野山の売りやなというところを幾つか発見するやろうと思うんです。そんなものを見つけたときに、例えば子供たちの目線で、高野町内の子供たちがここを回っていったらいいやろうなということを示すこともできるやろうと思います。そういうようなコース、メニューを子供たち自身がつくると。何のためにか。それは、やはり中核にあるのは高野町を発展させるということを子供たちの中に置いているわけです。  小中連携の中でもそうですが、小学校1年生から中学校3年生まで、この1本筋の通ったカリキュラムづくりをすることによって、中学校になったら一定大人の考えでこういうものにしていきたいというふうに持っていくかと思うんです。そういうような形でこの副読本を活用していきたいなとこのように思うわけです。  こういうことによって、今情報化の時代に入っておりますので、高野山へ来る、林間学校とおっしゃってましたが、そういう中で、ホームページに載せて、こういうものもありますよという発信をすることによって、高野山にたくさんの人が来ていただけるようにしたいな。あるいは子供が親の手を、逆に子供が親の手を引っ張って、知っているもんだからこういうところへ行こうということで、親子ともども学ぶということも大切になってくるのではないのかなと。これはこじつけになりますが、家庭の中のつながりが希薄化している中、こういうようなものを取り入れることによって親と子のつながりというのが密になって、学びの内容がさらに膨らんでいくのではないのかなというように感じております。  これを使うに当たっても、やはり子供たちにこういうように副読本は使って、こういうような形で学ぶんですよということを学校でお示しいただいて、最後にはやはり町民として子供時代に学んだことを生かして生きていっていただきたいと。ひいては郷土愛、我がまち高野町はすばらしいところなんだということを誇れる子供たちになっていってほしいなというように感じておりますので、こういうことをまだまだ進めていく段階ではございますが、そういうような感じで努めてまいりたいとこのように考えております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 4番議員から、選挙について、また高野山森林公園について、学びの交流拠点について等と、学校の学びの拠点のお尋ねを頂きました。  選挙についてということで言いますと、やはり議員が示すように、行きたくても行けない方に対して、どう投票所に行く方法、それを役所から、また選挙管理委員会から提示できるのかということが本当に大切なことかなというふうにも思います。  今、マイナンバーカードとか電子投票が今後どうなのか。これの案件にはいささか国の思惑、また各政党間の思惑もあって、まだまだ進みにくいのかなというふうには思いますが、やはり高齢化になっておる自治体というのはたくさんございますので、そういったところは町からの要望、そういったところでしっかり投票の権利を行使できるようにするような要望は今後しっかり出していかなあかんのかなというふうにも思っております。  今回の選挙の前に移動投票所を設置、運用したらどうなというお話もございました。その報告を頂きまして、ああ、それはいいことや、また各1軒、1軒移動投票所で、特に足腰の悪い方、家から出づらい方のおうちまで行って投票するようなことができたらいいのにねっていうような話も庁舎内でもあったんですが、当然、法律的にそういったことが無理だというようなこともありますので、議員がおっしゃるように、選挙があるよ、ぜひ選挙は大切なものなんだよということを町もしっかり住民の皆様にお伝えするような努力をしていきたい、そのように思っております。  ホームページには掲載している、知らせてネットに掲示して流した、いささかどの方がそれを見にいくんだろうと。選挙だけのことじゃありませんが、日頃からの、職員には言うんですが、何をもって目的完了とするのか、何を目的とするのか、流すのを目的にしたらあかんよというのは常々職員さんのほうには御相談、指示はしているところではございますが、やはり住民の一人一人にしっかりお伝えできる。その伝えた内容がなぜ大切なことなのかということまでお伝えできるような努力を、惜しむことなくしてまいりたいというふうに思います。  また、選挙に関しては、投票率等、また選挙に行く、行けない、行かない、いろいろな状況で投票率というのは前後するのかなというふうに思います。議員おっしゃるように、本町は幸いにもまだ町政に関心がある方が多いというふうに思っておりますが、季節的なものを言いますと、やはり4月に選挙があるということを考えると、大学の入学者とか、新しく就職して町から離れた方とか、そういった方が比較的投票はしにくいんだろうなと、それは年度前もそうですし、年度初めでもそうであると思いますけど、それを考えると、来年の統一地方選挙で4年前、3年前の町議会議員選挙、4月16日の告示ということがありましたので、しっかり前回の投票率を上回るように、町としてもこの選挙に参加してねという、この大切なことでありますので、それは議員の御指摘どおり頑張ってまいりたいというふうに思います。  続いて、高野山森林公園についての学びの交流拠点でございますが、給食センターのことのお尋ねもございました。9月の議会に同じ質問をされないように、教育委員会、また教育委員会だけではなくて役場全体に、教育委員会が提案していただいて役場全体に、今の進捗状況もそうですけど、今の給食センターの存在といいますか、そういったものがしっかり知っていただけるようにすることに教育委員会とともに考えてまいりたいというふうに思います。  教育のほうには提案しているんですが、皆さんと一緒にあのセンターに見学に行ったときに、防災のときに使える釜ですよという案内もいただきました。一度防災訓練のときにその給食センターも使えないかとか、そういったものも考えたらどうですかというのは、総務課、防災担当のところですね、また教育委員会にも言うておりますので、そういったところはこの7月、8月頃にしっかり考えていただけるものかなというふうにも思っております。  公園に関しては、おっしゃるとおり、いい木製の遊具等があれば非常に喜んでいただけるものかなというふうにも思っております。正直言いまして、人口が多いとき、各周辺、各地区に子供たちがたくさんいてる頃は、各公園はしっかり整備していったほうがいいのかなというふうにも思いますが、ちょうど今中途半端な時期なのかなというふうにも思います。それで、それぞれの場所を撤収するというわけにはなかなかいかないというふうに思いますが、やはり点在する公園、これは運営に、また管理の観点から、選択と集中もしていかなければならないなというふうなことも、今後議会の皆さん、また町民の皆さんとお話もしていかなければならないのかなというふうにも思います。  今、公共施設の整理と整備の事業をしておる中で、現在は小中学校、あと公民館、高野山体育館、高野山会館、その整理をして整備を進めておる。今後、まだ公共施設がたくさん老朽化している施設がありますので、そういったものをどうしていくかというものを庁舎内で今検討する検討委員会が立ち上がっておりますので、先ほど総務課長に聞きますと、12月までにある程度の庁舎内での意見を集約できたらなというふうに答えてましたので、できればこの公園もその一つの題材として入れていきたいというふうに思います。  続いて、学校資材の高騰ということで、7番議員からもそういうお話もございましたが、本当にタイミングが悪いというか、外部からの要因でとても厳しい、認めていただいた予算内で進めるのが厳しい状況にはなっているというのは現状でございます。しかし、基本的にこの予算内で何とかできないかということは教育委員会の担当の職員もしっかり考え、今建設会社とも交渉しているところではございますが、どうしても進めていく中で、面積を小さくしていくとか、あと資材を安いものに変えていくとか、屋根の形を変えていくとか、どんどんしていきますと、住民の皆さんといろいろ話をしていってつくり上げてきたこの設計というのがそもそも変わってしまうおそれもありますし、そう考えると、努力をしながら相談するときには議会に相談するというようなことで進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(松谷順功) 町長の答弁中でございますが、あと持ち時間が2分20秒ですので、よろしくお願いします。 ○町長(平野嘉也) 申し訳ございません。  それと、御指摘いただきました「私たちの高野町」ですね。「私たちの高野町」に関して活用してくれという、逆に褒めていただいたんかなというふうにも思います。いろいろなお話を聞いておりますと、学校の副読本だけにするんではなくて、各世帯1冊ずつあってもええんかなというふうに思ったりもします。これを今後高野町の皆さんが、あれにはしっかり現状の高野町の姿も載っておると思いますので、そういったことも考え、活用の仕方、それをしっかり考え、議会に提示させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 菊谷君に申し上げます。あと持ち時間は1分25秒です。 ○4番(菊谷 元) もう大丈夫です。終わります。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩いたします。  再開は11時25分からです。            午前11時16分 休憩            午前11時26分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 失礼します。  今回、私からは2つの質問をさせていただきます。  1つ目は、学びの交流拠点整備事業進行中の今重視したいこと。お二人の質問にもあったわけなんですけども、それだけ町民の皆さんも関心が高いのではないかと思っています。そして、2つ目は新型コロナ感染症の収束を見通した施策と課題についてです。  まず、学びの交流拠点整備事業進行中の今重視したいことについてです。現在、この事業は学校給食センターに続きましてこども園の建設中で、次の年にはいよいよ小中学校、公民館などの本体工事が予定されています。そして、2年後、令和6年夏にはハード面での整備の完了となるわけですが、私はその間並行して、先ほどの話にもありましたが、ソフト面、いわゆる小中学校における教育、現在も行われているわけなんですけども、それと社会教育や生涯学習の拠点となる公民館も整備されますが、その活動の充実を図るための準備が、また環境整備が大切であると考えます。  そこで伺います。  1つ目、社会教育の充実と生涯学習の推進に向けてという内容です。以前も質問させていただきましたが、それからこれまで非常に長い期間の社会教育、生涯学習の取組によりまして、様々な成果でありますとか、課題があると思います。そうしたことに基づいて、今後、その検討や見直しを進めることによって、新しい施設での活動につなぐことが必要であると思います。また、そのいい機会になると思います。どのような方針で今後取組を進めるのでしょうか。まずそのことについて伺います。  以下の質問は自席にて行います。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) すみません。それでは、5番議員の御質問につきまして御説明させていただきます。  まず、1点目の社会教育の充実と生涯学習の推進に向けてというところなんですけども、本町の社会教育及び生涯学習の現況になるんですけども、コロナ禍によりまして、過去2年間になるんですけども、事業の中止、延期される状況が続きました。今年度は事業の再開に向けた大切な年になるというふうに位置づけておるんですけれども、コロナ禍の影響によって事業の見直しや発想の転換というのも必要ではないかというふうに思っております。理由としましては、高野山婦人会がこの3月の末に解散するというふうに、社会教育団体の活動にも大きな変化があったということであるとか、そのほか、町民の方の協力を得て成り立っている事業もあるんですけれども、その事業に対しての協力をちょっと得ることが難しいというふうな状況になってくるなど、全体的に大きな影響というのを受けております。  以上のことから、今年度につきましては、事業の内容を見直しする、あと整理を進めるというふうな年になるかというふうに考えております。この過程を経まして、新しい施設での活動につなげていけるように検討していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) この2年ほどはほぼコロナ禍の影響を受けまして、社会生活はもちろんのこと、いろいろなところで影響がありました。そこで婦人会の解散でありますとか、大きな動きがあったということです。これを見直すというのは、社会教育委員会を中心として教育行政が担う大きな責任であるとは思います。ぜひそうした方針を固めていく上で住民の声も十分反映していただいて、そして新しい施設の中でも継続する事業でありますとか、各種団体の活動がしっかり機能して、充実するような内容をまた提示いただけたらいいと思います。よろしくお願いします。  次に、公民館活動においては図書館の役割、また学校における図書館の役割について伺いたいと思います。  そうしたところで、新しい施設の中で町なかライブラリーというようなところが、非常に住民の皆さんにとっても期待と興味関心を持って、どんな施設になるのかなと。ライブラリー、いわゆる図書館ですけども、そうした場所をどのようにつくり上げていくのか。確かな観点や視点をもって、対象である子供、小さな子供から成人、高齢層までの特性やニーズに応える文化交流拠点としての図書館を整備していただきたいと期待をしているわけですけども。こうした幅広い年代の利用を想定して、どのように整備していくのですか。また、そうしたことに応えるために、現在の小中学校における図書室の利用でありますとか、現状、また成人の読書状況等を捉えることも、今後整備を進めていく上で大事であると思うのですが、いかがでしょうか。  私は、先日、小学校、中学校の図書室、公民館図書室、橋本市の図書館を訪ねてきました。橋本市の中学校のほうにもお邪魔しました。いろいろと工夫を凝らして、利用しやすく親しみやすい空間づくりをされていましたが、そうした点でいかがですか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます。  まず、新施設に開設する図書館整備の計画と今後の行程ということで御説明させていただきます。現在なんですけども、図書館の計画というのは作成中となります。今後の行程としましては、今年度末までに図書館計画を作成する予定となっております。同時並行して、計画を新施設の設計のほうに落とし込んでいくというふうに予定しております。また、人材ですね。図書の司書になるんですけども、そちらのほうについても検討していきたいというふうに考えております。  続きまして、図書館に関連しまして、小中学校における図書室の利用や現況、成人の図書の状況というようなことで御説明させていただきます。貸出し実績についてなんですけども、過去2年間ということで、令和2年度、3年度の実績ということで御説明させていただきます。令和2年度は、高野山小学校で年間3,365冊、高野山中学校で173冊、公民館の図書室で1,401冊となっております。令和3年度ですと、高野山小学校で2,227冊、高野山中学校で72冊、公民館で833冊となっております。中学校と公民館の貸出し数については少ないというふうに思いますので、この状況を捉えまして、中学生以上の読書を推進していきたいというふうに考えております。  以上となります。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) ありがとうございます。  この利用した実績が多いか少ないかということであるんですが、私も現場でおった時期は図書室を利用したりはするんですが、いかんせん、足を運ぶ生徒も、最近の傾向を見ますと本を読むということ自体が習慣としてなくなっている。デジタル世代として、本もタブレットであるとか、スマホで読むとかというふうな時代でもありますが。しかし、学校現場の先生に聞きますと、やはり図書の実物を読んで、本を読んで、また図鑑を読んで、絵本を読んでというのが、非常に将来生育していく上でも、自分の考えを持っていく上でも、非常に有効であるというふうに言われていますし、そう思います。  それで、先ほどの計画の中に司書の配備ということがあったんですけども、橋本中学校のほうを訪ねていったちょうどその水曜日は司書の方が1日在室するという日で、話を聞くことができました。その方は、4校を毎日フルタイムで掛け持ちしながら、小学校、中学校のほうを担当されているということでした。最近の傾向はどうですかという話でしたが、そのスペースですけども、ソファがあったり、ちょっと見えないというか、あたりのスペースをつくったりして、結構中学生あたりもいろんな形で寝転んだりして読む子もおりますしという話でした。それと、本棚等のレイアウトとか、ポップというか、見出しとか、本の紹介とかをその司書の方が中心になって行っているということで、結構子供たちが訪ねることも多くなったという教頭先生のお話でした。  したがいまして、今度整備してオープン、リニューアルといいますか、新しくオープンする町なかライブラリー、名称はどうなるかというところはあるんですが、図書館をぜひそうして足を運びやすい、また交流拠点という話も、先ほど来の質問の中にもありましたが、そうした場となるような中身を計画していただけたらなと思います。  併せてです。ハード面での整備のお話を今されたわけなんですけども、蔵書計画でありますとか、完成時の利活用、また管理運営に関わってのデジタル化などの先進性を備えた施設というのが必要であると思うんですけども。  ちなみに橋本市立の図書館は全てデータというか、コンピューターに整理をしまして、スマホで検索をして、スマホで予約をして、そしてその場で足を運んで、用意していただいてる本などを借りることが可能だということでした。その司書の方の作業も非常に軽減されて、効率よく時間を有効に使えるということでした。  ちなみに中学校、小学校のほうでも多分そういうふうな蔵書の管理はそうしたデジタル化されているとは思うんですけども、どの程度構想を計画されていますか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます。  図書館の具体的なハード面を含めてソフト面につきましても、今年度、令和4年度の予算のほうで議決いただいて、その中に図書館のコンサルタントが入ってるんですけれども、今その方たちとハード面、ソフト面含めて計画中となっております。だから、今の時点では具体的にお話しできるちょっとまだ段階にはなっていないということで。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 専門的な立場から、コンサルタント等で提示していただいて、それをたたき台にするということでした。開設までの間、時間があるとはいえ、十分な準備を計画的に進めていただきたいのは当然なんですけども、今後、図書館のコンセプトといいますか、全体計画というのは大きくホームページなどでも紹介されてますし、住民の皆さんにも計画の概要は伝わっていると思うんですけども、そうした方針、コンセプトを明確化をした上で、今後は各世代の住民の理解と協働も必要かと思います。さらに利用につなぐ情報発信や広報活動も継続していただきたいのですが、どのような計画でしょうか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます。  図書館の計画なんですけれども、本年度、コンセプトも含めて明確化する予定でございます。それで、住民さん、町民の方にも情報提供ということで、途中経過であるとかというところにもなるかと思うんですけれども、そういう要所要所では情報発信して、図書館というのがどうなっているのか。また、そのソフト面を考えていく中では住民の方の協力も必要ということにもなると思いますので、そのあたりを含めて考えていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 先ほどからは公園の整備に関わっての質問の中で、周辺の市町からも来たくなるような施設をという話があったわけなんですけども、私も同感でして、橋本図書館には周辺地域からもかなりの人数が訪れているそうで、高野町の方ももちろんいますよということでした。ぜひよそから、また遠方からも訪れたくなるような、またモデルとなるような拠点の施設にもなるような町なかライブラリー、図書館づくりをと思いますので、よろしくお願いします。  次の質問に移ります。  先日、大阪市内に久しぶりに行きましたが、全員がマスクをつけていることを除けば、コロナ禍前の普通の休日のような人出であって、少し不安になったわけです。これまでも質問してきましたが、改めてコロナ感染症の収束を見通した施策と課題について幾つか伺います。  ウイズコロナというふうな言葉もあるわけなんですけども、感染の拡大が始まり、様々な影響が出てきたのは2年前ですが、当初から本町ではいち早く町民向け、また事業者向けの各種の支援策を講じてきましたが、昨年にはまた社会経済の停滞が続く状況下にあって、次の支援策として、本格的な社会経済活動の再開に向けてということで、頑張ろう高野町応援商品券、聖地高野山応援プレミアム付商品券の給付と発行がなされたわけですが、その利用活用状況と成果と課題について伺いたいと思います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長
    観光振興課長(茶原敏輝) 議員御質問の聖地高野応援プレミアム付商品券の第1期の利用状況について、お話をさせていただきたいと思います。  令和3年10月8日に販売を開始させていただいて、観光情報センターの特設会場のほうで16日間で完売をいたして、第1期分2万冊が完売いたしております。換金は5月30日まで可能だったということで、6月13日現在の換金率は98.74%。これはその1年前に行いました令和2年度の聖地高野山応援プレミアム付商品券の換金率98.79%と比べても遜色がない状態で、私たちも販売している中で、事業所の方からも、期間が長過ぎて使い切れれへんの違うんかと、残ってしまうん違うのかというようなかなり御批判も受けたんですけれども、結果的にはさほど変わらない換金率ということで、安堵をしているところです。  ですから、2,000円出していただいて3,000円のプレミアがついて、5,000円分のお金というのが高野町内にかなり長期間にわたって流れていったということにつながるのかなと。やはりこれはコロナで参拝観光の方がどうしても伸び悩む中で、これは大きな成果があったというふうに考えております。  また、5月20日から繰越しをさせていただきまして第2期の聖地高野山応援プレミアム付商品券というのを一般社団法人高野山宿坊協会の窓口のほうで販売をしていただいております。これは宿泊施設利用者に限定をいたしまして、11月の末まで、1万5,000円冊を販売していくということです。6月13日の時点で1,692冊、1割強が販売されているという状況です。  なぜじゃあ宿泊施設利用者に限定したかというと、やはり昨年行った聖地高野山応援プレミアム商品券につきましても、宿泊事業所、宿坊等ですね、こういったところでの利用につながらなかったという反省をもとに、第2期については宿泊施設に宿泊していただいた方に限ってこの券が買えるということで、宿泊及び観光事業者の底入れというんですかね、てこ入れを図るという形でやらせていただいてる。  今のところまだ1割強ですので、1万5,000円冊を用意しておりますので、11月末までにはこれが完売をして、その恩恵というのが宿泊事業者、そして観光事業者の皆さんに届くということを願って、今現在事業を進めさせていただいているところです。  私のほうからは以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 分かりました。  私も和歌山リフレッシュプランというのを買おうとして、春先から何度やってももういっぱいでつながらなくて、第2回目にやっと取れて、宿泊をすれば商品券が、商品券といいますか、出るというものでした。結構事業者、宿泊業者のほうからは好評だったとも聞いてるんですけども、本町においても98%を超える、前回に加えて今回宿泊型の販売なんですけども、従来の意味で高野山にお参りしてというふうな形でぜひ歓迎はしたいところではあるんですけども、私も知人にそういうものがあるでというふうな話もしているわけなんですけども、今後、後からも聞くんですけども、インバウンドの再開でありますとか、GoToトラベルの再開等も伝わっていく中で、11月までぜひ売り切っていただけたらなとは思うところなんですけども。  もう1点、先ほど頑張ろう高野町応援商品券についてもちょっと伺ったわけなんですけども、この町民向けの商品券についてもちょっと実績をお願いしたんですけど。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  私からは、頑張ろう高野町応援商品券について御説明いたします。  これは、対象者が町民向けの1人5万円の商品券配布事業で、昨年10月初旬から開始いたしました。使用期限は令和4年5月31日までとなってございます。利用状況ですけども、令和4年6月16日現在で、商品券受領の1億4,145万円のうち1億4,017万5,000円が換金されており、利用率99.1%となりました。利用されたものの内容は、サービス等で全体の6%、飲食店等で10%、宿泊等で1%、生活関連で71%、土産物店等で12%という結果から、当初、町として予想しておりましたとおり、生活関連で多くの御利用をいただけているということが数字に表れており、住民の皆様に対しての一助になった事業であったものと認識してございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) ありがとうございます。  ちょっと心配していたんですが、非常に皆さん、生活関連を含めて利用されたということで、若干、換金されていないというとこもあるんですが、非常によかったと思います。  次に移ります。  現在、ウクライナ情勢でありますとか、円安傾向の影響で、食料品や諸物価の高騰が続いています。一方で、実質賃金が下がったり、公的年金、私も減額されていましたが、減額等もありまして、各世帯の家計が、また日々の生活が今後さらに圧迫されると予想されていますが、こうした状況にある中で、今度行政として、先ほど来伺ったような支援策を取っていただいておるわけなんですけども、今後の事業所、また住民向けの支援策等は検討されているのでしょうか。また、もう実施を予定しているというようなことも併せてお願いします。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 失礼いたします。  5番議員の御質問について御説明をさせていただきます。  私のほうからは、政府が行います生活困窮対策についての御説明になります。  令和4年4月26日、関係閣僚会議で決定いたしました政府のコロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策におきまして、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金をプッシュ型で給付することが決定しております。また、令和3年度には住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金の給付事業を実施してまいりましたが、家計急変により受給資格があるにもかかわらず、申請がないことにより支給できていない世帯に対しまして、令和4年度課税情報を活用いたしまして、プッシュ型給付を行う形で運用改善が図られることも決まっております。  これらは、コロナ禍において物価高騰等に直面し真に困っている方々への支援措置を強化するものでございまして、本町におきましては、本議会に上程の令和4年度一般会計補正予算(第1号)において予算要求をさせていただき、御承認いただきましたら事業を進めてまいる所存でございます。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。(町内放送)  続きまして、会議を開きます。  5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 国の予備費でありますとか、補正予算等の範囲内で、先ほど課長がお答えいただいたような形で市町村にもそうした支援が届くということで期待します。そして、しっかりと迅速に届けられるようにと希望するところではあるんですけども、町単独でそうした支援等、今後の動きもあると思うんですけども、そうしたことは計画にはまだ入ってないですね。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 私のほうから、町単独のというところで予定をさせていただいているものが、3月の当初予算の編成の際にもお話をしておりました融資の部分でのしゃくなげ融資の再開ということで、今議会のほうにも関係の費用について計上させていただいてるところです。  やはり、当初、国であったり、県の融資制度ということが非常にしっかりと組まれましたので、高野町においては事業所が倒産に至るというようなことはなかったわけなんですけれども、現在、借換え需要ということも含めて、さらにしっかりとした融資制度ということをつくっていく必要があって、しゃくなげ融資について提案をさせていただいております。  今回につきましては、利子補給でありますとか、信用保証料、そういったものの補給ということも予定をさせていただいて、一つの事業所もつぶさないということを当時町長もお話しされておりますけれども、そういったことをしっかりと打ち出していきたいなというふうに思っております。  また、先ほどからの再掲になりますけれども、プレミアム商品券の第2期、やはりこれも町の単独ということでやらせていただいておりまして、高野町の経済のエンジンである宿坊等宿泊施設、ここの部分が活性化することで、町内にお金が回っていく好循環を生み出していくかと思いますので、こういったところもしっかりやらせていただくということになります。  また、町長が今議会の冒頭でお話をさせていただきましたコロナ対策臨時特別交付金、これについて交付いただける額の範囲内とはなりますけれども、どういう支援が行われるか、現在庁内で検討させていただいているということになります。これにつきましては、また改めて議会のほうに御審議いただく形になるのかなと思いますけれども、こういったことをやらせていただくことで、コロナの影響を受けている事業者の皆さんの手助けができるようにというふうに考えて進めさせていただいているところです。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  私からは、今まで町として事業所及び住民の皆様にいろいろな支援策を行ってまいりました。事業所については持続化給付金事業、観光事業者緊急支援補助金事業、飲食宿泊サービス業等支援金事業、県の制度への上乗せ等ですね。また、住民の皆様については使い捨てマスクの無償配布、住民の方だけではなく事業所に対しての水道料金等の無償化、それから先ほども御説明いたしました町民向け商品券配布事業等行わせていただきました。自治体としては迅速に対応できたものと認識してございます。  今後の事業所及び住民の皆様への支援策につきましては、町としましては一定の成果は出ていると思いますが、まだ十分でないところもあろうかと存じますので、国の交付金等がなされた場合、住民の皆様にとってどういった事業が必要であるか、どういったものを望まれているのか、そういったところを精査・検討し、その時々に応じた対応をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) そのように町民の高齢化が進んでいる本町ではありますが、子育て世代から高齢者の世帯までをしっかり実態も捉えていただいて、支援に臨んでいただけたらなと思います。  次に移ります。  現在のコロナ感染状況とワクチン接種等について、これは予定ではあったんですが、ちょっと時間の関係で省略させていただいて、次です。  これまで高野町は、自治体の中でも感染症対策や対応など、独自に積極的に進めているほうであると思っています。そこで、コロナ感染拡大の抑止でありますとか、その取組、各種予防策の効果等の検証が今後の危機管理の上で重要であると考えます。そうした計画など、予定などありますか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、企画公室長のほうからお話がありましたけれども、高野町としては、やはり令和2年度において1事業者30万を上限に高野町観光事業者等緊急支援補助金というものを、町内の観光事業者187件に交付をさせていただいております。ちょうどこの頃、和歌山県のほうも同じような補助金ということで、この和歌山県の補助金と組み合わせることで、かなり充実した感染症対策が実施できていると考えております。  私も昨年度、宿泊施設を利用することがあったんですけれども、宿泊施設を利用しておりましても、こういうアクリル板であったりとか、アルコールであったりとか、距離を置いて食事を出すとか、いろんなところが徹底されておりまして、補助金の活用も含めて皆さん一生懸命やっていただいている。そういう実感を得ております。  また、令和3年度において、観光庁の補助金、既存観光拠点の再生、高付加価値化推進事業、こういうものを活用させていただいて、20の観光事業者が宿泊施設や観光施設の高質化、換気や感染症対策、こういったものを行っております。  令和4年度においても、継続事業というものを実施することになっておりまして、4事業所が宿泊施設の高質化、換気や感染症対策の設備の導入、こういうものを予定しております。  これにつきましては、高野町が計画を立て、その計画に参加する各事業所が直接国の補助を申請し実施したもので、令和3年度においては対象とした事業費の総額が4億4,320万4,380円、そのうち国庫補助金が約2分の1に当たります1億8,929万2,000円ということで、かなり大きなお金が昨年は動いておりまして、町内においても高質化ということで、すばらしい宿泊環境が整っていっております。  また、今年につきましては4,000万ほどの事業を予定しておって、2,000万の補助をいただくようなことで、やはり追加で事業を行っていただけるところもあるということです。  こういったことで、本当に議員もおっしゃられましたけども、かなり高野町としてはこのコロナ感染対策については他の観光地と比べても遜色なく、充実した状況で進んでいると思います。安心して参拝観光にお越しをいただく、そういう環境ができているというふうに自負をするところです。  また、昨今、インバウンドの再開というところの中でいろいろと国のほうからもアナウンスが出ておりますけれども、マスクの着用をしっかりやってもらうみたいなところも含めて進んでおります。高野町においても、昨年は、昨年、一昨年、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保みたいな看板というのを主要道路に掲出をしておりました。今年度におきましても準備が整い次第こういったことをやって、皆さんのマスク着用であったり、密になることを防ぐようなそういったことというのをしっかり喚起をさせていただいて、参拝観光に来ていただいてありがたい。でもコロナが増えないような状況を、皆さん、気をつけていただくところをしっかりやりたいなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 通告書の概要の辺り、次のところも触れていただいて課長のほうから説明があったわけなんですけども、新型コロナ対策本部を立ち上げて、非常に日常業務に加えてのいろんな検討、集まる機会も多かったとは思うんですけども、今後も引き続き、先ほどもありましたが、インバウンドの再開、GoToトラベルの全国実施が伝えられている中で、歓迎する一方で、期待の一方で、住民、また来訪者の安全安心の確保というところで、十分にそうしたことを図ることが問われるとは思います。したがいまして、これまでの取組を十分検証していただいた上で、今後、そのような基本方針なりを定めていただいて、住民、来訪者、どちらも安全安心につながるような行政の対応をお願いしたいと思います。  国のほうでは基本的対処方針であるとかというのが出ているわけなんですけども、ぜひそうしたことの広報、啓発も含めて町には引き続きお願いしたいと思います。 ○議長(松谷順功) どなたかお答えください。  茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員おっしゃられるとおり、気を緩めることなく、本当に小さなところからですけれども、しっかりと感染症対策ということをやらせていただいて、安心安全の創出ということを心がけていきたいと思っております。  また、今後も必要があれば、こちらからしっかりと事業所等にもアナウンスさせていただくみたいなことも含めてやっていきたいというふうに思っておりますので、どうぞまた御支援をいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 分かりました。  もう時間の関係で省略しますと言ったんですが、最後に、今後の4回目のワクチン接種等については、広報、回覧で伝わっていると思うんですけども、そのところ、よかったらお願いしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 私のほうからは、4回目の接種につきまして御説明をさせていただきます。  4回目の接種につきましては、報道等でも御存じかと思いますけれども、重症化予防ということが重視された接種体制ということが決定しております。ですので、60歳以上の高齢者の方、そして基礎疾患をお持ちの方、または主治医の方から接種を勧められるような状態にあられる方、そのような方々を対象として接種をさせていただくということで、既に予備費充当の御説明は先日全員協議会でもさせていただきましたけれども、システム改修等から準備にかかっております。  昨日、接種券のほうが整いまして、今日、明日発送の予定をしております。ただ、3回目の接種から5か月経過しておられる方から接種できるということでございますので、早くにもう皆さんに接種券を送らせていただいて混乱を招いてはだめですので、1週間ぐらい単位で、3回目と同様、対象になられた方から接種券をお送りし、同時にワクチンコールセンターにおいて予約を受けさせていただこうと考えております。  現在、60歳以上の方、高野町で3回目の接種を終えていただいている方が1,300名ございます。そのほか基礎疾患やお医者様から接種を勧められる方というのはちょっとなかなか把握は難しいとは思いますけれども、その方々につきましては申請をいただくという形で御案内をさせていただく。町内回覧等を利用して、周知してまいる予定でございます。  申請いただきましたら、速やかに接種券を発行いたしまして、予約を受けさせていただくと。その際には3回目の接種から5か月経過しているかどうかということをコールセンターにおいてチェックさせていただくようになっております。  ワクチンの種類でございますけれども、ファイザーとモデルナ、どちらかというとやはりモデルナのほうがたくさん入庫する予定となっておりまして、接種につきましては高野山総合診療所、富貴診療所、そして花谷先生のところで基本的には接種していただくと。富貴地区においては1回集団接種を予定しております。高野山におきましても、こちら集団というのではないですけれども、高野山総合診療所において休日接種ということで取り組んでいただくことが決まっております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 分かりました。  今後も引き続き継続的に周知徹底を図っていただいて、希望される方全員がスムーズに接種できるようにお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) よろしいですか。まだ持ち時間がありますよ。  尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) それで、今、御高齢の方の4回目の接種ということでございますけれども、高野町におきまして、今3回目の接種を終えてくださっている方が2,013名、74.1%というようなことになっております。これは和歌山県全体で見ると66.9%の接種率になってまして、高野町は頑張れているのかなと。皆さんしっかりとワクチンの意義を御理解いただいて、接種していただいているのかなというふうに捉えております。  しかしながら、まだ数%の方、1回目、2回目の接種も終えてない方も中にはいらっしゃいます。先ほどから、今後インバウンドも含めまして来訪者を迎え入れていくというようなことになってまいりますので、基本的な感染対策に加え、ワクチン接種の必要性ということで、1回目、2回目、3回目の接種につきましても引き続き接種していただける体制を維持しまして、皆さんの安全と安心をお守りさせていただく努力をする所存でございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 新谷君、よろしいですか。 ○5番(新谷英一郎) はい。 ○議長(松谷順功) じゃあ、しばらく休憩します。  再開は13時20分からです。            午後 0時20分 休憩            午後 1時23分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  5番、新谷議員の一般質問で、本人より訂正の申出がありましたので、これを許可します。  5番、新谷君。 ○5番(新谷英一郎) 先ほどの質問の中で、新施設に開設する図書館整備の計画というあたりで、交流拠点としての町なかライブラリーとしての図書館というところをまんなか、逆です。町なかライブラリーというふうなことで、数回にわたって誤った呼称で呼んでました。正しくはまんなかライブラリーということで、修正、訂正をお願いしたいと思います。まんなかライブラリー。 ○議長(松谷順功) 町なかライブラリーと発言したのをまんなかライブラリーということですね。  それから、もう1点ございます。先ほど7番、中前議員の一般質問について、田中教育次長より補足説明の申出がありましたので、これを許可します。  田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 失礼いたします。  先ほど7番議員さんから一般質問をいただいた中で、高野山材を構造材として利用することを検討したけども加工場の関係で断念したというところで、先ほど商品の規格基準を判定するところがないというふうな回答をしたんですけれども、詳細につきまして、補足ということで御説明させていただきます。
     その規格というのはJAS規格という、日本農林水産規格の基準で加工することができないということと、あと付け加えまして、ロングスパンって、長い木材の加工をできるところが町内の加工場ではございません。したがって、その木材の加工をすることになりますと町外の加工場へ持っていく必要がありまして、一旦町外のところへ持っていって、またこちらの高野町のほうへ持ってくるというふうなことで、コストのほうもかなりかかってくるというふうな理由で断念したと、そういうことになります。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 中前議員、分かっていただけましたでしょうか。 ○7番(中前好史) はい。 ○議長(松谷順功) 一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 失礼いたします。  私は3件について質問をさせていただきます。  まず、高野山地区の地籍調査の結果について、現在どのように進行されているか。また、高野山小中学校の運営について。1つに年金受給者の福祉と医療の向上についての3件について質問させていただきます。  まず、高野山地区の地籍調査の結果についての質問でございまして、その後については追って質問し、答弁をいただきたいとこのように思いますので、よろしくお願いいたします。  前回の答弁では92.5%が完了したというお話をいただきました。その後、法務局への届けはどのようになっているんでしょうか。この辺が僕も十分に分からないんですけれども、行政が行う地籍調査によって法務局のほうへ申請する、届ける。所有者との関係、その辺がよく分かりませんので、そのあたりを説明いただき、現在法務局との間にどういうようなところまで進行しているのかということをお聞きしたいと思います。  不動産登記法に基づき、法務局が異動修正すれば、それに関連して税の修正もしていくとのことでありましたが、これまでの経過と今後に関する見解をお伺いするわけであります。  今回、その調査をされまして報告いただいた中では、地籍調査面積が11.56平方キロメートルを済ませましたよ。これを坪数に換算してみますと350万3,000何がしの坪になります。これは私が今まで記憶しておりました数字と合いますので、高野山一円境内の範囲だなとこのように解釈しておるわけであります。  この高野山一円境内ってあまり一般的な言葉でないのかもわかりませんが、この種目といえば、金剛峯寺が所有する山林、そしてその一部に塔頭寺院が所有する山林があります。そして、また寺院境内ですね。寺院のお寺の境内。あるいは所蔵、その他の墓地とか、その他の境内地、非課税ですね。そういうのがあります。そして、またややこしいのは境内地の中に寺院境内地といいまして、寺院が所属するというんですか、持っている範囲があるわけですね。  しかし、寺院の境内地といえども所有者は金剛峯寺になってます。金剛峯寺に絶対権限があるのかって、あるんですけれども、一応宗教法人何々寺院という形を取っておられるんで、いわば治外法権のような形になっております。そのほかに、金剛峯寺の境内として所有しているわけであります。分かりやすく言えば、山林ですよ、寺院境内ですよ、寺院境内以外にほかは金剛峯寺の境内ですよ、それを皆丸めて高野山一円境内と、このように言っております。  そこで、なぜこのような質問をするのかといいますと、今、この時期、地籍調査を国からの奨励でどんどんやっておるわけですけれども、こういった機会というのは、もうこれから何十年先、恐らくないだろうとこのように思うわけであります。  この質問をさせていただく理由というのが、今申し上げましたように山内の土地の使用が著しく変わってきております。行政がこの機会に現状をしっかり把握しておくことが大切であると思いますので、この質問をさせていただくことになりました。この調査を済ますことによって、公平な課税をしていくということに行政として心がけていっていただきたい、こんなふうに思いますので、よろしくお願いをいたしたいとこのように思います。  重ねて言いますが、恐らくこういった山内の土地の仕組み、事情を把握する機会というのは恐らくもうないだろうと思います。この地籍調査を契機に、行政のほうもしっかり状況をつかんでいただきたいとこんなふうに思いますので、質問をさせていただくわけでございます。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 失礼します。  10番議員の御質問について御説明申し上げます。  御質問の大字高野山地区におきましては、国有林を除いた実施面積は11.56平方キロメートルで、実施済み面積が10.6平方キロメートルであり、92.5%が終了している状態です。その全てにおいて法務局へ登記は完了しております。地籍調査の方法としましては、一応立ち会いをしまして、その後、次の年に閲覧と。閲覧したものが認められれば、国のほうに認証といって、認証していただきまして、それが下りてきた後、法務局に送付させていただきます。その上で法務局が登記をすると、そのような順番で進められていきます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 地籍調査の結果が既にもう法務局のほうに届けておられるということでありますが、これは法務局へ届けて、それで法務局がオーケーと簡単に出るもんでしょうか。法務局のほうでは調査して、そして受理をする。そして課長が答弁の中で異動という言葉をよく使っておられましたんですけれども、それによって前の帳簿から新しい帳簿へ移ることを異動というんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 立ち会い、高野山上の場合はほとんどが金剛峯寺さんなんですけども、所有者に立ち会っていただいて、その上でくいを打って図面を作らせていただきます。それを国の認証を得るんですけども、それを法務局に送付した後、法務局が前の公図と比べて間違いがないかどうかのチェックをします。そのチェックをしていただいて、間違いがないということであれば、それで法務局が登記をすると、そんな感じになると思います。  異動というのは、異なる動と書きまして、地目が異動するというのも異動といいますし、そういう感じで登記異動の場合は全て異動という文字を使います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 了解いたしました。  そこで次の問題に入るわけですけれども、このような調査をされて、法務局のほうに届けて、その記録が法務局のほうで保管されるということになります。そうしますと、行政のほうとしてやらなければならないのは実態調査ですね。実態というのは、課税に対する調査ということになるんだろうと思います。  例えば、現在、調査された種目の中に山林というのがあります。この山林の中に塔頭寺院が所有している部分があります。そこのところを開拓というんですか、造成して住宅を建てさせています。そういった場所の課税というのはどうなっているのでしょうか。そういうところがあります。  そして、また非課税の寺院境内の中にポツン、ポツンと宅地があるわけですね。そういったことの状況をつかんでおられるんでしょうか。  また、山内には大きな境内地がありまして、その境内地にはもう既に住宅が建っておって、営業している状況のところがあります。そういったとこの課税はどうなっておられるんでしょうか。  そして、この地籍調査を済まされた11.56平方キロメートルの中に、これ坪数にすれば350万何がしの面積になるわけですけれども、この中に、我々が住宅を建てることを許される、いわゆる課税のできる土地があるわけです。それはどのくらいあるかといえば、私の記憶では3万6,000坪何がしですけれども、そういったところに我々が居住しているわけですね。そういったところの住宅に対する減免措置というのをいただいて固定資産税を納税しているわけですけれども、それ以外に、そういう免税措置が外れているところ、あるいは住宅兼店舗ですね、そういうところ。既にそういう一部をつぶしまして大きな駐車場をこしらえて、駐車場としての営業をしているところ、そういったところを把握して、今後、課税をしていくのかということをお尋ねしたいと思うんです。  これには相当のやっぱり人力をもってやっていかなければなかなかできないんではないかというような心配があるんですけれども、その点はどんなふうに考えておられますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 10番議員の質問について御説明申し上げます。  まず、仮にですが、山林であった場所を造成して宅地にします。そうなった場合は税のほうでは現況課税ですので、その部分は測らせていただいて、宅地として課税します。それが基本です。  先ほど議員がおっしゃってました境内地の中に宅地がある場合とかっていうのがあるんですが、基本的には1筆、1つの土地の中にその土地がどんなふうに使われているかによって、その現況によって課税します。だから、基本的にそこの中に宅地が1戸、2戸あったとして、仮にですけども、それが全体的に境内地で使われていれば境内地で課税すると。そんな感じの課税の仕方をしているというのが現状です。それを分筆してするようになってくると、また登記異動、登記で変えていくと、そんな感じになってくると思います。  減免の話なんですけども、多分議員さんがおっしゃられているのは、小規模住宅地とかのそんな減免やと思うんですが、基本的には200平米以下の土地に関して、それが住居として使われている場合は6分の1の課税になります。それ以上の場合は3分の1の課税、商業地の場合は免税措置はありません。それの現況を見て、それを1筆1筆確認して、それで課税しているのがうちの状況でございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 課長、その事情は了解できました。だから、現状をそのような調査を進めていって、公平な、公正な固定資産税、都市計画税ですか、そういったものを加算できるような動きをされますかということです。現状は完全でないということやしてな。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 議員の質問なんですけども、基本的に地籍調査に入った時点で現況の確認はある程度終わってます。その時点で、基本的に現況の確認は終わっていて、それに基づいて税の課税をしております。その時点では、現況と課税の差異というか、違いはありません。正常に、公平に、公正に課税されているということです。  その後、例えば宅地をつぶされて駐車場になっているとか、そういう部分があった場合は、また確認をして、それは現況が宅地ならばそこら辺は減免措置がない宅地とか、そういう感じで、現況の確認を毎年しながら、変わったところは変わった課税で現況課税をしていくと、そういう感じで課税をしております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) それでね、課長、今説明いただいて、状態は分かりますけれども、今この相当やっぱり状況が変わってきていると思うんです。今、こういった地籍調査を済ませた。それを機会に見直しをして、決めていくということは考えておられないのか。徐々にやっていくと言われるのか。その点はどうですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 基本的には毎年課税の標準額を決めるというか、その課税の土地の評価額を決めていきます。そのときには、現況が変わっていれば現況を変えていく。だから、地籍調査のように、全体的に変えるんではなくて、地籍調査が終わった後は、後は現況が変わったところに関して課税を変えていく。現況によって変えていく。そういう感じで課税をしております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 地籍調査の状況を既に法務局のほうに届け出られている。そういった届けられたものを閲覧させてほしいということになれば、閲覧は可能なんですか。法務局へ行って見てきてくださいというような内容になるんでしょうか。それに対して意見を申し上げるというようなことは可能なのか。その点はいかがですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 基本的に、法務局で登記されている分に関しては閲覧可能です。実際、固定資産税の課税の期間中、6月、7月中に閲覧は可能でして、もしその所有者の方が異議申し立てをすることは可能です。それをまた地籍調査の図面でもし見られるということでしたら、それはまた来てもらえればもちろん地番ごとに地籍の図面を見ることは可能です。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 今、課長、ちょっと思い出したんですけども、ここのような状態は現状はどのようになってますか。 ○総務課長(古倉 充) ここですか。この今、後ろの。 ○10番(﨑山文雄) いやいや、この山。 ○総務課長(古倉 充) 山ですか。 ○10番(﨑山文雄) 山の上。 ○総務課長(古倉 充) 山の上ですね。山の上に建物があるということをおっしゃってるんですかね。ですよね。それは宅地になってます。  ちょっと資料を確認しないと分からないんで、今すぐには答えることはできませんけども、基本的に現況で課税するということになってます。現況で調査することになってます。ただ、この場所というのは筆界未定とかもありますので、実際そこが境界確定したかどうかは、一度確認してみないと分からないです。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) こんなようなところがちょこちょこあるわけですね。ここのところを見たら地目は山林やと思うんです。造成した時点で宅地になっているんかどうか。そういう問題もあるわけですね。  そういったものをもうはっきり、大分何年にもなりますので、そういったことははっきりもう行政のほうで分からないかんのではないかと、こんなふうに思います。  私も端から端まで十分理解しているわけではありませんので、今後の問題として、来年は1200年、これから1200年また折り返してでも続けていかんなん。その中でのこの土地管理というものについては、やっぱり高野山の土地というのはちょっと考え方が違いますので、しっかり行政のほうで把握して、境内地に個人が使うようなことをしたり、営業をしたりというようなことのないようにとか、あるいは住宅地を壊して駐車場にして営業するとか、そういうようなことが大門からずっと来ましてでもちょこちょこ見られるような状況にあります。そんなことについて、ちゃんとした課税をしとるんかな、帳簿上に地目とか使用目的とか、そういったものがちゃんとできとんかなというようなこともふと思うわけです。そういうことでございますので、慎重に、このときを危機として一つ御検討をいただきたいとこんなふうに思います。  先ほどもちょっと触れましたけども、塔頭寺院の山を開拓して、家を建てておるといったところについては、確かに土地の課税ってしとるんかなと思うようなところがありますね。建物については、確かに建築した当時には固定資産税は加算されておられると思います。それにつけましては、どんなとこですか、こんなとこですよというようなことをまた話ができる機会があれば御指導を申し上げたい。そして、そういったところを改善、改良していっていただきたい、こんなふうに思います。  1つ、こんなことをお尋ねしたいんですけれども、高野山の大地主というのは本山ですね。本山がもちろん固定資産税を納めてくれてますね。しかし、一つの土地の今回は固定資産税、ここの分は地代ということで、これを合わせたものが我々が払う地代になっているわけですけど、この収入の分については、結局課税されとん。土地を貸して、その収入に対しての課税ってどないなっとるんですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 基本的に地代の収入に関しては申告義務がありますので、申告されればそれは分離課税ですかね、それの課税の対象になってます。地代は課税の対象になります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) もう一つすっきりしませんのですけれども、先ほど申し上げましたですけれども、今回、このようなことについて質問を申し上げたということについては、現状をしっかり把握していただいて、適材適所の場所の課税をしていくというようなお考えで進めていただきたいと、これを要望しておきます。お願いしておきます。  それと、ちょっと私、気になっているところがあるんですけれども、私、先般、自分とこの建物の土地の借地契約をいたしました。番地が変わっておりました。その番地は、周辺を眺めてみますとその建物だけの地番になっていました。こういうことをするということについては、私は非常に危険感というんですか、してはいけない状況ではないかなとこのように思っております。  我々、土地の借地については5か年というのを期限として借り受けているわけです。5か年というのは民法によります短期契約なんですけれども、この5か年を借りて、次に更新するときにはまだしっかりした家が残ってます。もう貸しませんというわけにはいかない状況にあります。だから、その時点において、その土地が規定どおり使われているかどうか。裏のほうを広めていないかというような状況を調査して、次に借地契約をするというのが建前になってます。それで5か年で切っとるわけであります。  そういうようなこともありますので、1つの区域として今まで周辺の人がその番地で借りておった。しかし、今回地籍調査をすることによって私の部分だけが地番ができたと。こういったことについては不審、してはいけない行為ではないかなとこんなふうに思うんですけれども、いかがなもんでしょうか。  それと、気になるのは、観光振興センターの駐車場の中に釈迦門院の土地ができましたね。こういうことが地籍調査で何であんなことになったんかな。これも資料を見てはっきり申し上げとんと違うんですけれども、ちょっと触れた中ではそういうものがありましたので、地籍調査ってどの程度丁寧にやられたんかなと、ちょっと疑問を持っているような状況であります。  これはまだ今答弁をもらわなくても結構でございますので、お調べしていただいて、御回答いただければとこのように思います。  地籍調査に関しましては質問はこの程度にいたしたいと思います。くれぐれも申し上げますけれども、今が一つの機会でありますので、山内のこの土地の仕組みというものを十分把握していただいて、今後行政に携わっていただきますよう希望を申し上げまして、本件については終わりたいと思います。何かありましたら。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 大字高野山なんですけども、都市計画区域内なので、確認申請が必要になってくるんですね。確認申請が必要なので、もし宅地ができるという話になれば、確認申請が出てきます。というので、もし山林の中に宅地を建てようと思えば、ここに道路及び確認申請というのが町のほうに来ます。それで確認が取れますので、知らない土地というのがあまり大字高野山でちょっとないんですね。それで確認が取れますので、ある程度のところはそういうことは整合ができていると、そんなふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 課長、その答弁をいただいたら、地目って変更せんなんですな。山林の中の一部を借りて家を建てる。そして、今言われたような状態に持っていけば、そこの部分だけ地目を変更して、宅地に変更せないかんのやしてな。宅地に変更したらまた少し課税が上がるわな。そういうようなこともちょっと懸念をいたします。これは私の土地のことを申し上げましたんで、申し訳ありませんが、そういったことの心配もありますので、そういったこともよく研究していただいて、山内の土地の仕組み、状況を把握していただきたい、このように思いますので、よろしくお願いいたします  次に、高野山小学校、中学校の運営等につきまして質問をさせていただきます。  人口の減少が続く中、これは令和4年は出生数80万人を割るのではないかということが予想されております。高野山の学校を運営していく中で、生徒数の将来をどのように見ておられるのか。どんどんどんどん減っていくんではないかなとこのように心配しております。  先般御案内いただいた中学校の卒業生、14人ということだったと思うんですけれども、人数が減っていくことに対しまして、学校を運営していく中で大変ではないかな。こないしたら人数も増えるんではないかなということも後で申し上げたいと思います。  学力や体力をしっかり身につけるとともに、道徳教育、それに情操教育の充実に向け取り組もうとする情熱は、今日までの教育長、次長のお話というんですか、答弁の中でうかがうことができるわけであります。今も申し上げましたとおり、出生率はこの6年間、連続して減少を更新しているようなわけであります。  そこで、これから新しい学校ができる、運営が始まる。それに対して生徒数の将来をどんなふうに見ておられるのかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) すみません。それでは、10番議員の御質問につきまして御説明いたします。  議員がおっしゃるとおり、人口減が続くと、今後、ますます学校運営が難しくなってくるであろうというふうに教育委員会のほうも捉えております。今後、その課題解決に向けた取組を、現在教育委員会が実施しております学びの交流拠点整備事業と外国語教育推進事業を中心に進めてまいりたいというふうに考えております。  また、これらの事業に加え、本町では児童・生徒への教育費支援事業としまして、義務教育費や給食費の無償化、修学旅行費の補助金交付などを実施しております。これらの取組につきましても、県内では本町以外では1自治体が取り組んでいるような、そんな状況となっております。これらの取組を町内外に情報発信等をしていくことで、教育面における効果だけではなく、町外からの移住定住や、町内の人口減少が緩やかになることも期待できるというふうに思っております。  以上のような事業に取り組んでいくことで、新しい学校が町内だけではなく町外の方々からも選ばれ、通学して学んでみたいと思われるような学校にしていきたいというふうに考えております。
     以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) そのような取組を進行していく中で、どのくらいほどの生徒数の増加見込まれるんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます。  高野町のほうでは高野町人口ビジョンという、冊子というんですかね、計画をつくってあるんですけども、その中の数字から、目標としまして現状の児童生徒を想定しております。それにつきまして、人数としましては10名から20名程度というふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 建物はできる。その中に納めるものが足らないというような状況が起こらないように我々は努力しなければならないと思うんです。  こういったこともやっぱり考えていかなければならないのではないかなと思うのは、中学校になりますと、町外、高野町外の学校に生徒をやるということも何人かがあるようであります。そういったことも食い止めるためには、平素言われております英語の情操教育、高野町ではというようなやっぱり教育方針を取らなければならないんではないかとこんなふうに思います。いわゆる魅力あるポイントをつくっていくということが大事であるとこんなふうに思います。  私ね、こんなことを考えてみたんですけれども、これは行政のほうの考えに、町長さんの考えのうちに入るんかもわかりませんが、山内には仕事があるんです。山内に仕事があるんです。そして、毎朝、300台の車が登ってくるって聞いておるんです、300。300人の人が仕事に高野山へ来る。そして、そのうちの150台の方々が山内に移住してくれるとしたら、150人。高野山へ仕事に来るぐらいですから子供さんがおりますね。新しい子供さんができますね。2人の子供があるとしたら、学校の割りつけをしてみますと、保育園で3年、小学校が6年ですね。中学校が3年。その各クラスに割り当ててみますと25人ずつが割り当てられるんです。それは将棋の碁盤の上、駒を並べるようにはいきませんけれども、150人、2人の子供がおって、そういうようにして公平に割りつけたとしたら、1クラスに25人増えると。こんなふうに私は考えるわけですね。ですから、やっぱり高野山に住んでいただく、移住していただく。こういったことが行政の面で力を入れていかなければならないんではないかなと。  高野山に仕事がない。高野山で生計が立てられないから、おいらは高野を出ていくんやと、去っていくんやという我々の仲間がおりましたですけれども、そうではなくて、高野山へ仕事を求めてくるんやから、そういった人に移住してもらうと、住んでいただくというような政策というのは考えられませんでしょうか。 ○議長(松谷順功) どなたかお答えいただけませんか。移住のことも入ってます。  森下教育長。 ○教育長(森下英男) 失礼いたします。  今、10番議員の御質問がございましたが、その件につきましては、先ほど教育次長がお答えさせていただいたところでございます。ただ、本町におきましては、やはり今御指摘がありました問題につきまして、様々な施策を打ってきておるところであります。1つ打ち、2つ打ちしながら、それの回復を目指してきたわけであります。さらに、それに加えて教育においてはどうかといいましたら、やはり特色ある教育を実施することによって、やはり山内の人の下に移住するのを止めたり、または下から高野山で、ここの学校を選んで、ここで勉強をしたいんやというお気持ちで高野山に移住してきていただく、これが今始まったところであります。これに向けて今英語教育及びふるさと教育を行いながら、高野山における特色ある教育を実施しているところであります。  それも御承知いただきながら、今子供たちの人数をとどめ、増やすというところを今取り組んでいるところでありますので、御承知おきいただきたいと存じます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 人口を増やしていく上の取組と、観光振興課のほうで移住定住の事業をやらせていただいております。その中で、特に高野山内につきましては、やはり歴史、文化、そういったものにベースとしまして、入ってきたいと言われている方も結構いらっしゃって、実質入ってこられている方もあります。ただ、入ってこられる方が、子供さんがというような若い世代が若干少ないかなとは思っております。  当課としましては、ワーケーションであったり、テレワークであったり、そういったことに昨年から力を入れさせていただいておりまして、そういったことで新たな会社であったりとか、そういったところがオフィスを開くみたいなことの中で住まいをしていただく社員さんが増えていってくれればなというふうに考えているところです。  ここ一、二年の話で言いますと、DMC高野山という企業体のほうが高野山で起業をされました。その中で、従業員に当たる方が2人、3人と高野山内で住んでいただいているというような実例もございます。  特効薬に当たるようなものというのはなかなかないかとは思うんですけれども、しっかりと今やっている施策ということを積み上げていく中で、高野山で住まいをしてくれている方が増えていく。その流れとして、小学校、中学校へ通う子供さんらが増えていく。そういう流れになっていけばいいなと思って事業のほうをしっかり進めさせていただいているところです。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) いろいろの考え方があって実行されるわけでありますけれども、事実、やっぱり増えなければ何をしてきたんかなというようなことにつながると思います。人口を増やす。人口が増えたからいうて子供が増えるかどうかという問題がありますので、子供を持った人たちに山内に住んでいただくというような動きをしていかなければならないんではないかと、このように思います。  今、中学生になって下の学校へ行くというような人数というのは、今年でどのくらいほどおるんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます。  令和4年の4月の人数になるんですけれども、町内の小学生11人中3人が町外の中学校のほうに進学しております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) そういう件、どのような事情があって下の学校へ行かれるのかよく分かりませんですけれども、できる限り、やはり高野山で生まれて高野山で育ったんやという実績を残していくためには、やっぱり学校の制度も大事でありましょうし、そういった人が流出していかないように守っていくという施策も大事であるとこんなふうに思いますので、ひとつ実態を調べていただいて、できるだけ高野山に残っていただくような方策をお考えいただきたいとこんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  学校関係でもう1件ちょっとお尋ねしたいんですけれども、私の孫が三石台の小学校におりまして、月に2回くらい、両親の関係で学童のほうへ迎えに行きます。迎えに行きまして、学童の先生が学用品を持って出てきてくれるそのかばんですね。かばんを持った瞬間に、こないなるほど重いわけですね。それで平素、何でこんかい重いもんを持っていかないかんのかな。通学路については自動車と接触する場所がありませんので、仕方ないなと思って見ておるわけですけれども、先日こういったことがちょっとうかがうことができました。  小学生の1年生から3年生のランドセルの重さは、平均して3.97キログラムあると。まあ4キロですね。負担を軽減するために、4年前に文部科学省は、教材を学校に置いて帰れと、置き勉ということをいうらしいですね、置き勉。これを全国の教育委員会に求めた、通達したということです。この対応についてはそれぞれの学校、地域の状況に委ねるということでありますが、このようにしなさいということではないんです。全国の教育委員会に、こういうことを知らしめたということですので、全国的な問題だろうとこのように思います。  新校舎ができていく中で、高野町の場合は、この役場前から学校までの通学路が非常に狭く、前にもこの通学路のことについて一般質問された議員さんもおられましたですけれども、朝夕の通勤時にはかなりの交通量がありますね、あります。これを心配するわけですけれども、こういった対策は考えておられるんでしょうか。ちょっと先のことになりますけれども。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます  議員おっしゃるランドセルの重さの件なんですけれども、平成30年の9月に、文部科学省のほうから児童生徒の携行品に係る配慮についてということで、ランドセルが重たいというような状況の中で、配慮してくださいというような通知文が出ております。それで、特に昔とかと違って教科書の大きさが変わったりとか、あと最近ではGIGAスクールの関係でタブレット端末というのを持ち帰って学習するというふうなこともありまして、荷物というのはやっぱり昔よりは増えているのかなというふうに思います。  それで、ちょっと私が把握している範囲になるんですけれども、特に荷物が多くなるというのは長期休暇の前と後というふうなことで、夏休みとか、あと冬休みの、まあいうたら入る前と新学期、休み明けのときということで、学校のほうにちょっと確認させてもらうと、時間割ですね。特に荷物を持っていくときは時間割の割り振りというか、時間割の組み方で、重たい物とか、そういうものが重ならないような工夫をしておるということであるとか、あと長期休みに入る前に荷物を持って帰るときなんですけども、通常、例えば3日間ぐらいで持って帰るというところを1週間ぐらいというようなことで、長い期間を設けて対応していると。そういうふうな形で配慮しているというふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) ランドセルの問題についても一考していただきたいと思います。とにかく子供が持って学校に行くその教材というんですか、相当の量があるようであります。先ほど私の孫のことを言いましたですけれども、学校通学路についても問題がありません、自動車と接触するような場所がありません。そういうことでまず安心ですけれども、仮に高野山の1年生、3年生の子供が通学するのに、この役場からいわゆる学校までのこの通路については、非常に車も通りますし、危険を感じるような場所もあります。こういったところについて、学園としてバスを運行するというようなこともあるんかもわかりませんですけれども、こういったことについての心配というのは、今のところ考えておられないんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) ただいまの御質問につきまして御説明させていただきます  ここの前の道というのはもう以前からずっと危険ということで、新しい学校ができたときにいろんな対策が必要であろうというふうに考えております。どういうふうにすれば一番ベストかという答えは出てないんですけれども、学校が開校するまでに対応のほうを考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 﨑山さんに申し上げます。あと質問の時間の残りが10分少々ですので、お願いします。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) そういうようなことで、学校運営等につきましては、いろいろ住民の皆さん方も心配ごとで我々に聞かされる内容がたくさんあります。ですから、いよいよ学校を運営していく中で、みんなが納得というとこまではいかんとしてでも、うまいことやってくれとるなというような状況を残すようにひとつお願いをいたしまして、学校関係のことにつきましてはこれで終わりたいとこのように思います。どうかよろしくお願いします。  そして、3番目に、年金受給者の福祉と医療の向上についてという題で、これもちょっと時間がありませんでしたので、このような題になりましたですけれども、お尋ねしたい点についてはこういうことであります。協定されている病院への通院等で使用される自家用車の燃料代、また配偶者が年金から天引きされる社会保険料、これは所得の控除対象にはなっていません。なりません。これらを支援する対策はないんでありましょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 10番議員の御質問について御説明申し上げます。  先ほどの配偶者が年金から天引きされる社会保険料は所得税の控除対象にならないというところなんですけども、例えば、配偶者が社会保険料が特別徴収で天引きされていたら。 ○議長(松谷順功) マイク入ってない。 ○総務課長(古倉 充) すみません。申し訳ございません。もう一度説明させていただきます。  先ほどの、配偶者が年金から天引きされる社会保険料は所得税の対象にはならないということでしたが、例えば配偶者が社会保険料が特別徴収されて天引きされている場合、それを普通徴収にしていただき、生計を一にする親族等が払っていただければ、その払っていただいた方の所得税の対象にはなります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 私のほうからは、自家用車の燃料代への補助というような具体的な議員さんのほうから御提案というか、いただいてますので、そのことについてちょっと考えを説明させていただきます。  本来、交通施策で最も重視すべきは、いわゆる交通弱者といわれる自家用車を自由に使うことができない人たちのこと、その方たちのことを考えていかなければならないというふうに考えております。  よって、本町の福祉分野で実施しております高齢者の外出支援助成事業につきましても、町が指定するタクシー会社や路線バスを利用した際に使っていただけることとして、毎年、4月1日時点で80歳以上の御高齢の方々、また重い障害をお持ちの方々に対して、一律1万8,000円の助成券を交付しております。この券は通院の際にもお使いいただけますので、ぜひともこの制度を御活用いただきたいと考えております。  また、以前の議会においても、この制度についてはほかの議員の方からも御質問もございましたけれども、平成29年度から本制度を導入しておりまして、利用できるタクシー会社等も増やしてまいりましたけれども、毎年度50%程度の利用にとどまっております。来年度につきましては、本制度について本当にお困りの方にお使いいただけることを最優先して、対象年齢や交付金額、交付方法等の見直しを行いたいというふうに考えております。  また、自家用車の燃料費への補助ということにつきましては、使用目的が不明確に陥りやすく、補助の対象とは考えにくいというふうに考えております。どうぞ御理解いただきたいと存じます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 﨑山さんに申し上げます。あと質問時間は5分でございます。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 申し訳ない。  自家用車の燃料代は、これは対象にならないという話でしたですけど、これは電車で通う場合、公共の機関で通う場合は、これは経費として見ていただくことができるわけであります。  そういうようなことですので、高野山におりますとこういった公共の施設を使用するということは非常に不便でありますので、ついつい自家用車で通院されておられる人をよく見かけております。こういったときの燃料代は経費で出るようになればなとこんなふうに思うわけです。  4月から消費物価が2.1%上昇しております。特に、食料品、日用品等が値上がりし、それに伴って消費税が上がったわけではないけど、消費税が上がっていくわけですね。そして、年金は減額されました。交付される年金は4年度は減額になっております。こういったことから、高齢者にとっては生活に与える影響がだんだん苦しくなってきているお話を聞いております。  プレミア商品券、あるいはそういった補助対象は、高野山に来られる人へ、高野山で商業を営む人へのサービスにはなりますが、高野山に在住しておられる高齢者の人たちには、タクシー券等の交付等もありますけれども、非常に冷たいような感じもするような気がするんですけれども、今後ひとつ御配慮をお考えいただきたいと、こんなふうに思います。 ○議長(松谷順功) どなたか答弁いただけませんか。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員のお尋ねに関しまして、高野山小・中学校の学校運営をしっかりしていくようにというお話がございました。高野町の子育て、また教育への取組というのは、もう議員の先生方も御存じかと思いますが、県内でうちに勝るところはございません。その中でやはり人口が減ってくるというようなところは少し避けがたいところではあるとは思いますが、平成27年度に私就任したときに、学童保育というものができないというようなことで役場のほうは進めておりましたが、やはり男女ともに働いて、そういう環境もつくってほしいという強い要望があったことから、また当時、大西議員からもそういう質問もございました。そこで27年から学童保育をするようにというようなことで命じた中で、今学童保育がなされて、若い方たちが就労しながら子育て支援もできるという環境の1つをつくりました。  また、義務教育の完全無償化とか、あと給食費の無償化とか、そういったところで子育てに関してはしっかり住民の皆さんがそれぞれの縁のある方に、高野町で子育てすると得ですよというようなことをしっかり伝えていただくことが、人口減少のカーブ、それを緩やかにすることにつながるのではないのかというふうに思っております。  また、通院等でというようなところがございますが、どうすれば一番の交通弱者といわれる方々の応援ができるかということをしっかり考えていかなければならないと思います。一律というところに少し不公平感も出てきてるのではないのかなというふうにも思いますので、今後はそういった方々に対してどうできるかというのを、しっかり知恵を絞ってまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 﨑山君に申し上げます。あと50秒ですので、よろしくお願いします。  10番、﨑山君。簡潔にお願いします。 ○10番(﨑山文雄) ありがとうございました。  いわゆる先ほどから質問いたしましたこの3つの件につきましては、これを達成していけば、住みよいまち、住んでよかったまちにつながっていくものと思います。各担当部署におきましては、私の意図とするところをお酌みとりいただきまして、行政に反映していただきたい、このように念願して、終わります。 ○議長(松谷順功) 御苦労さまでした。  しばらく休憩します。  再開は14時40分からです。            午後 2時27分 休憩            午後 2時42分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  質問の機会を得ましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  私の質問事項でありますけれども、高齢者に対する施策について。2つ目につきましては、ふるさと応援寄附金についてでございます。  それでは、まず高齢者に対する施策についてをお聞きしたいと思います。  高齢者や暮らしの課題というようなことで、3月定例会におきましても5番議員から質問をされております。高齢者に対する様々な支援サービス、健康寿命の延伸につながる保健指導、また介護予防教室など、福祉保健課もしっかり頑張っていただいておるわけでございますけれども、まだまだ課題は多くありまして、少子化の問題と併せ、しっかり取り組んでいく必要があると考えております。  そんな中、今4月に行われました町長選挙におきましても、平野町長におきましては、次の4年間、今日まで高野町のために頑張ってこられたお年寄りの方のための施策をしっかりやっていきたい、こういうことを各地で訴えられておりました。私としましたら、我が意を得たりというような気持ちでございまして、あれからまだそんなに日はたっておりませんけれども、高齢者に対する施策、どういうことを考えておられるのかなというようなことをまず伺いたいと思います。  後は自席にて質問を続けさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員のお尋ねに関することでありますが、さきの選挙時に、次の4年間、高齢の皆様がどのように安心して過ごすことができるのかをしっかり考える4年にしたいと訴えてまいりました。今ある中では、高野山総合診療所や富貴診療所の機能維持も一つ、また地域包括支援センターのさらなる機能強化も一つ、早い段階からの生活習慣を改善して健康寿命を延ばして介護につながる、医療につながるその時を少しでも遅らせる、その取組も一つ、役所も含めての地域全体での見守りもその一つと考えます。  本町だけではございませんが、税収がそんなに多くない小さな基礎自治体として、住民の皆さんと役所等で様々なことを考えていかなければならないし、どうすれば住民の皆様がさらに意識を高く持っていただけるか、どうすれば、どう工夫すればうまく回っていくのか、高齢の、またその中でも困っている方にもっと寄り添うにはどうすればいいのか、日々考え続けておるところでございます。でも、根っこのところで一番大切なところは、地域からも行政からも見守られているんだ、そういう安心感ではないのかなというふうにも思います。  何をもって安心感なのか。それぞれその安心感の思い方というのは異なってくるとは思いますが、そういったものを考えて、町、またまち全体でそういう機能を出していくのは本当に難しいなというのは痛感しておるところでございますが、今後、誰一人取り残さないような、そういった福祉施策、これをしっかり進めてまいりたい。
     議員の問いに対して、じゃあ、こういう施策をするっていうはっきりした内容ではございませんが、一つのキーワードとして、どうすれば安心感を与えられるのか、それをしっかり考える4年間にしてまいりたい、そのように思っております。 ○議長(松谷順功) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、町長の思いというようなものを答弁いただいたように思います。  今まで平野町長、この2期の間、子育て支援というようなところを中心にやってこられたと思います。もちろん高齢者における施策ももちろん継続しておるわけなんですが、この2期8年間は子育て支援のほうに力を入れられて、またふるさと応援寄附金のこともありまして、ある程度の期間は今までやってきた事業を続けながら、どこの町にも負けない子育て支援制度を続けていけるというようなところもありまして、今度は今までお世話になってきた高齢の方、おじいちゃん、おばあちゃんに何か町として寄り添っていけるところはないのか。この4年間は安心して暮らしていける4年間にしたいと。そして、今思いを語っていただいたわけなんですけども、最後はやっぱり一人一人、幸せ、幸福感というのは違いますから、その一人一人に合ったようなことができれば一番いいんですけども、一番難しいところでもあると思います。  誰一人取り残さないような施策を何とか打ち出して、今までお世話になってきた高齢者の方に何とかまちとして御恩返しをするというようなことになれば非常にうれしい限りではないかなと私も思うわけでございます。それで、町長の思いというものをまず聞かせていただいたと、そういうことで、後は担当課のほうにそういう施策のことについて伺っていきたいと思います。  まず、高齢者に対する重要な施策であります地域包括ケアシステムについて、これは何回もお尋ねをしとるわけなんですけれども、皆さんも御存じのように、高齢者の方が住み慣れた地域で最期まで住み続けることができますように、住まいとか医療、介護、予防、生活支援、切れ目なく一体的に提供される体制のことでありますけれども、その当町での現状ですね。住まいはどうであるか、医療はどうであるか、介護はどうであるのか、予防はこのまちではどうなっているのか、生活支援はどうなのかというようなところをまずお聞きしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) そうしましたら、8番議員の御質問について御説明させていただきますが、もうずっと順番に。 ○8番(大西正人) 1つずつ行きますか。住まいから行きますか。 ○福祉保健課長(尾家和代) 住まいから、はい、分かりました。  住まいについてですけれども、まずこの地域包括ケアシステムの中における住まいというのは、もちろんその地域での御自宅であり、御自宅での生活が難しくなった方におかれましては入所施設というような考え方がございます。そんな中で、介護が必要な状態になっても自宅での生活を希望される場合において、高野町では、高齢者の住まいづくりの支援の1つとして、住宅改修補助制度がございます。段差解消や手すりの取付けなどが対象となります。また、介護ベッドや歩行器、ポータブルトイレ等の福祉用具の貸出しといった物質的な支援体制は介護保険制度を利用して整えていただくことが可能です。  また、これは高野町独自の制度ですけれども、緊急時の対応として整備してきた緊急通報システム、昨年度はちょっと事業を進めることができず、今年度4月から取りかかっておりますけれども、緊急通報システムを見守り機能の充実を図ったシステムにリニューアルし、利用提供を現在進めているところです。  課題もたくさんございまして、生活自立の状況によっては介護施設への入所となりますが、本町には介護施設入所の必要がないけれども独り暮らしは心細いというような御高齢の方が非常に多いというふうに、私、この職に就いてから感じております。  そこで、富貴の高齢者福祉センターという、議員先生方にも視察にも来ていただきましたけれども、あちらの施設の活用を今後しっかりと考えていくという中の一つの施策として、退院後、すぐに自宅での生活に戻ることができないような方がしばらく入所できるような施設に今後変えていけないかなというようなことで考えていきたいと考えてます。  そういう物質的なこと、住まいというのは物質的な部分がございますけれども、それ以外にも高齢者の方が、例えば独居で、おうちでお一人で暮らしていくとなりましたら、認知症などを発症するような方もおられます。そんなときには、やはり判断能力が不十分になってくるというような中で、地域の中で見守られながらしっかりと生活できるような地域づくり、自治会づくりというようなことも非常に大事なことだということを考えております。  また、認知症サポーターの養成事業というのをやっておりますけれども、要は、認知症の方は御自宅でお住まいになれないんじゃなくて、認知症を持ってても住んでいけるというようなまちにしていくということで、認知症についてしっかりみんなが勉強するというような機会をしっかりと設けていきたいと考えております。  それと並行しまして、権利擁護の視点でございます。いろいろの財産を認知症になられている方、いろいろと御不便が出てくる中で、その人の権利を擁護していくということが非常に大事でございます。そんな中で、後見人制度の導入でありますとか、市民後見人といいまして、住民の方で後見人の役割を果たしていただくというような制度がございます。その辺の育成事業ということに今後しっかりと取り組んでいきたいと考えているところです。  住まいについては以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、住まいのことについて答弁をいただきました。住まいの高野町の現状というようなことなんですけれども、施設というようなお言葉もございました。どうしても施設に入っていただくというようなことも仕方のない場合もあると思います。けれども、それは本人が望むというようなこともあるでしょうけれども、やはり住み慣れた自分の居心地のいいところで住みたいというような方が結構おられると思うんですね。その方がそういう気持ちがあるのに応えるための施策がちゃんとできているのかというようなところが必要になってくると思うわけです。  先ほどお答えの中でバリアフリー化とか、用具の貸出しであるとか、それから富貴のほうにある高齢者の福祉センターですか、そういうところも少し改修して入所できるような形にできないかというようなことも考えておられるようなんですけれども、やはり私が今まで見てきた中では、病院に入られる、けがする、病気になるということで、入院されるその後なんですね。その後、今までのように1人で自分の身の回りの世話ができなくなる。そして、家に連れて帰ってこられるわけですね。今まででしたら何とか自分で公共交通機関か、車に乗っていた方もあるでしょうけれども、自分の御自宅に何とか連れて帰ってもらったんだけども、このままここで住めないよねというようなことで、やっぱり家族、御親戚の方、身内と話をしたら、介護施設へ入ってもらうしかないのかなというような話になるというようなことが多いと思うんですね。  やはり住んでおられる家も、今まで2階で住まいしておったというような方もおられます。そういうお体で2階へ上り下りするのはしんどいんで、やっぱり下に住めたらいいんだけども、下の家の状況を見ますとそうなってないんですね。もう荷物がいっぱいで、もう大分改修せないかんなというような感じの造りになっておるところが多いんです。  そういう人たちからすれば、もう一つ手すりはつけた、階段の段差も少しなくした、それで使えるものを全部使ってしまっている。あと改修してもらおうと思っても、全部さきに使ってしまっているからそれ以上できないとか、いろいろあると思うんです。そういうとこも何とか手当ができればなと。もちろんその方に余裕があれば個人的にするんでしょうけども、そういう方ばかりではありませんので、そういうとこも考えていただけたらなと思うようなことでございます。  住まいのほうは、なるべく施設に行かずに、御自宅でいけるような内容をもっともっと考えていただけたらなと思います。  次に、医療なんですけれども、医療のことに関しましては、高野山には高野山総合診療所のほうにも診療所があります。それから、花谷先生、個人で頑張ってもらっております。高野町にもそういう医療施設があるわけなんですが、もし介護状態になったときに、介護のヘルパーさんとかもこれも介護のところで出てくるわけなんですが、ヘルパーさんだけじゃなくて、医療機関の先生と密に連絡を取り合って、こんな場合、こんな感じになってきたんですけど、先生どうでしょうかというときに、アドバイスを頂きながら介護してもらえたら一番安心できるんじゃないかなと思うわけです。この地域包括ケアシステムというのは、終わりがなかなかないといいますか、地域の実情に合わせてやってくださいというようなものですから、この高野町のある全てのものを使ってどういうことができるかというようなことだと思うんです。  医療に関しては3機関がありますので、何とかそういうところの願いも聞き届けるような、そういう制度になれば、先生に非常にまたつらい思いをさせるようなことがあってはならんので、そういうことにならんように、無理のない範囲でそういう仕組みが組めればなと思いますが、この辺はいかがでしょうか。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 医療についてでございます。医療、高野山、今議員さんおっしゃる高野町の中での医療機関のお話がございましたけれども、まず高野町の中での機能、それと橋本医療圏と少し広域的に捉えた見方、もっといえば和歌山県下、で、大阪の周辺というふうに、医療機関さんもしっかりといろいろな医療機関の組織、仕組みの中でつながって医療を提供してくださっているということが一つございます。  そんな中で、町内の医療機関につきましては、まず高野山総合診療所におきましては、内科、総合内科、整形外科、眼科、脳神経外科、小児科、禁煙外来というような診療科を備えまして、応援医師制度などを活用しながら、多様な外来診療を提供してくださっております。また、医療と介護の連携となる通所リハビリやそのほかにも在宅医療の提供など、小規模ながらも充実した医療体制が整っているといえると思います。  高野町の中の医療機関につきましては、住民の皆様の日常の医療を提供する、担うというような位置づけ。そして、例えば手術が必要だと。で、より専門的な治療が必要だというときには急性期の病院、高野町外の病院のほうに、医療機関のほうに紹介をしていただいて、そちらのほうで手術なり治療をして、また地域のほうに帰ってくるというような流れの中で、医療機関間での連携の形というのはしっかりと取っていただけるというふうに聞いております。  さらに、先ほど議員のお話にもありましたように、医療と介護の連携ということが非常に、御自宅に戻るというときに、そこが本当に大事になってまいります。そこのことに関しましては、退院前から医療と介護が連携しまして、退院後の生活や療養を支えるための引き継ぎや調整の体制が整っております。主治医、医療相談員、患者本人や家族、担当ケアマネージャー、もしくは地域包括支援センターのケアマネージャー、専門職がそろいまして、退院カンファレンスというような仕組みもございます。  また、退院されて御自宅に帰られた後でも、訪問看護の仕組み、往診等もございますし、ヘルパーさんと訪問看護の連携で、独居高齢者等の服薬管理等も支援されているというような現状でございます。  日頃より多職種連携会議、病院会議等で医療、介護の専門職が高齢者の日常の情報の共有を重ね、適切な健康管理につなげるということで、在宅を支援するというような形を現在も取っております。  今後の課題といたしまして、これは私どもの地域包括の業務の1つでありますけれども、認知症の人、疑いの方も含めますが、その家族や御本人を訪問して、早期にかつ集中的に支援を行い、自立生活のサポートを行う認知症初期集中支援チームという仕組みがございます。こちらについてはお医者様、保健師等の医療機関と社会福祉士の福祉職で構成されたチームでございますけれども、高野町の中でもそのチームは立ち上がっております。ただ、その仕組みをしっかりと深めていくということが今できておりませんで、今後の課題として早急に取り組んでいかないといけないということで考えております。  医療については以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 地域包括ケアシステムの質問を前の、前課長にもいたしましたときに、認知症につきまして、指定医でありますか、そういう方がまた決まって、そしてその方が、その方と違う方かもわかりませんが、当町では紀北分院のほうの廣西先生も認知症外来というのをしてくれておりました。そういうことで、当町のほうでも認知症に対する対策といいますか、そういうことも進んでおるんかなというような印象は受けております。  医療に関しましては、高野町のお医者さんだけではなく、橋本医療圏であるとか、和歌山県の医療関係の方とか、平野町長になられましてから特に密に関係を持たれて、できる限りの応援をしてくれるような体制に近づいておるんではないかなと、ありがたいことだなと思っておるところでございます。  この医療に関しましては、要求するものはいろいろ多いんですけれども、やはり相手があって成り立つものでございますし、どこのまちもそれを必要としております。高野町だけがというわけにはいきませんので、なかなか人を、お医者さんに来ていただくということは難しいこともあると思いますけれども、これからも必要なときに必要な医療が受けれる、また相談もできる、訪問的なこともやってもらえるというような、手厚い医療体制を取っていただけたらなと思うところでございます。  次に、介護につきましてお尋ねしたいんですけれども、以前に、介護職、ヘルパーさんも介護に当たると思うんですけれども、何代か前の課長に質問をいたしましたときに、今、花屋さんを多分手伝っておられるかと思うんですけども、なかなかヘルパーさんがなり手がないというようなことで、もう自前で養成していくしかないのかなというような答弁を、僕以外の先輩の議員にしたことがありますというような答弁内容でありました。  そのときは、そう思っておったんですが、今現在、あまりヘルパーさんというのが稼働していないというような状況もお話を伺いました。これは、町のほうがそういう、こういうことができますよ、ヘルパーさん、今土曜日も来てもらってますよとか、いろんなことを通知していないために、なかなかニーズが生まれてきてないのか、その辺のマッチングがちゃんとできていないのかなとは思うんですけれども、この辺の御認識はどうなんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 今の御質問ですけれども、当時の課長が御答弁されたときは、恐らく社会福祉協議会のヘルパーさん、あと南山苑のほうにヘルパーさんがいらっしゃったのかなというふうに思います。その当時はやはりヘルパーのなり手がなくて、社会福祉協議会のヘルパーさんも常勤職というような形になっておるというようなことになっております。  現在、社会福祉協議会、南山苑さんのほうは一旦ヘルパーさんの事業は撤退されておりますけれども、社会福祉協議会さん以外にも、橋本周辺、高野山の周辺の市町から上がってきてくださっている事業所も5事業所ほどございます。  高野町の中の社会福祉協議会のヘルパーさんのサービス提供につきましては、土日は現在も行われておりません。祝日は行ってくださってまして、土日のヘルパーさんをお使いいただくとなると、今は高野町以外のところから事業所さんに上がってきていただくということになっています。それはケアマネージャーさんの腕の見せどころといいますか、しっかりと事業所を引っ張ってきてというようなところで、ケアマネージャーさんの力量によって変わるようなところも少々ございますので、仕組みとしてきっちり土曜日、日曜日のヘルパーさんを確保できるような仕組みを町としては確保していくという必要があると思います。  それは訪問介護だけではなくて、訪問看護についてもそうでございまして、やはり24時間とはなかなか難しいかもしれませんけれども、土曜日、日曜日、うまく組み合わせて、訪問看護と訪問介護を組み合わせて生活を支援していくというようなスタイルを取っていけたらなというようなことを考えております。  そんなことを事業所さんもやはりボランティアではございませんので、しっかりと収益を上げていただける体制づくりというのが必要になってきますので、そのためにはやはり高野町の中で複数の土日のヘルパー事業、看護事業、必要やという人をうまく組み合わせてコーディネートしていくというようなこと、そういうことを前提に置いて、事業所と話合いを進めていく必要があると考えております。そういうことで、それはしっかりとやっていかないといけないことだというふうに認識しております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) そうですね、ヘルパーさんを確保していく仕組みといいますか、そのときにお聞きしたときには、どうしても他市町村と取り合いになってしまうと。高野町は取り残されるといいますか、どうしても固まった需要があって、1日ヘルパーさんが仕事して帰れるというようなことが事業所としては必要であるというようなことで、ちょっとその確保が難しいので自前で養成するしかないというような答弁内容やったです。  私もそういうことで、社協さんのほうへ高野町から補助金を出して、ヘルパーさんを養成したというようなこともございます。その方ともお話をして、試験前やったですか、非常にもうどきどきされていて、受かるんかなというような、胸を締めつけられるような状態のときにお話を伺って申し訳ないなと思ったんですけども、見事に合格されまして、少し活躍をしていただいておりました。そういうような思いもございまして、ヘルパーさんの確保というようなものに高野町は今どうなっているのかなというようなことをお尋ねしたわけでございますけれども。  あと予防とか生活支援があるんですけれども、あまり時間がなくなってきてはいけませんので、手短にお話をしていきたいと思うんです、このことに関して。  今までそれぞれ一体的に提供していく5つのことについてお尋ねをしていこうと思い、3つ目まで聞いたわけなんですけども、このまちで自分が今まで暮らしてきたところでそのまま住んでいきたいというような方が、介護状態、またそれに近いことになった場合、その方がそこで生活していける、その方に合った支援をどれだけこの高野町ができるんか。今、高野町ができる全てのことをいろいろ考えて、そして切れ目なく一体的に提供できる、そういうところが大事なところだと思うんです。今はある程度対応できているというところもありますので、そこをもっとレベルというか、精度を上げて、対応していくというようなことが必要ではないのかなと思います。  課長とも少し話をしたこともあるんですけど、そこのところは思いとか考えの一致するところではないかなと。今ある制度、今ある仕組み、今ある体制をもっともっと精度を上げて対応していく。そのためには何度も何度も関係機関とか事業所の方と話をして、その方々の事情に対応できる、その方に適した精度の高い支援提供の体制をつくっていくと。そういうことが必要であると私は考えます。それに対して担当の課長はどういうふうなお考えをお持ちでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 現在進めている方法といたしましては、月に1回のケアマネージャー会議、要は高野町の住民の方のマネジメントに当たってくださっているケアマネージャーを一堂に集めまして、情報交換をするということを最低月1回やっていくと。その中で勉強会もしながらということで、やり始めています。  また、地域ケア個別会議といいまして、今は地域包括の要支援の方の案件を専門職の方々に集まっていただきまして、点検いただき、こうしていったらいいんやないかとか、このプランはちょっとどうなんやというような話をまとめていくようなこと、そういう会議をしております。そのほかにも介護ケアプラン点検、こちらは介護保険、要介護の方のケアプランにつきまして点検するようなことをやって、特にケアプランをしっかり立てていけるケアマネージャーの育成ということでやっております。  そういうことをやりながらですけれども、何を言いましても、まず住民の方が今まで介護のお世話になってなかった方がまず訪れる先というのがやっぱり地域包括支援センターになるわけでございます。住民の相談窓口の初めになる地域包括支援センターでの総合相談の役割というのは、非常に大事な役割を持ちます。ですので、こちらのほうに関しましては、私の担当業務ということでもございます。しっかり総合相談、今住民の方々のお話を聞く中でも、それぞれの世帯、御家族も含めての御相談になることが多くございます。  今回、議会の冒頭でも町長のお話にもございましたけれども、やはり重層的な課題解決というようなことに直面することが多くございますので、やはり相談に乗る、相談を聞き、それをどういうふうに解決していくかというコーディネーター力というのが非常に求められることだと思いますので、地域包括支援センターの職員のスキルアップということはまずしっかりとやっていかないといけないということで考えております。  地域包括だけではなくて、福祉保健課、介護保険の担当もございます。みんなで協力し合って、限られた職員でありますので、みんなでしっかり考えて相談に乗っていくと。どうしたらその人たちがこの地域で暮らし続けていただけるかということをみんなで考えていく。  地域包括ケアシステムというのは福祉保健課だけでなり得ることではございませんので、今後この地域包括ケアシステムの点検作業というのも必要だと思うし、役場の中でもほかの課などとも共有して、いろんな施策につなげていくと、そういうものを総力を挙げてシステムを構築していくというようなことが非常に重要なんだろうなということで考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、生活支援というところでは、高野町の協議体というところが生活支援体制整備事業というような名のもとに協議を進めておるわけなんですけれども、今精度を上げるとか、レベルアップというようなところで、今ある仕組みをフルに活用し、また精度を上げるためのケアマネージャー会議を行っておるというようなことやったと思うんですけれども。  やっぱり高野町では地域包括支援センターというのがあって、何か介護に陥ってしまうというようなことになると、そこにまず相談が行って、そこで一括してこういうふうにしていきましょうかと、こういうふうにしましょうよと、向こうの要望も聞きながら、その方に合った、何が一番いいのかというようなプランの提供を、相談の上やっていくんかなと思うんですけれども、そこのところが非常に、今3人でやっておられますけれども、非常にしんどいところもあるんじゃないかなと私などは見ておって、どのぐらいの頻度で要望があってやっておられるんかというところまで少し分からないところもありますけれども、何もかもそこへ集中しますと、業務が大変になってくるやろうし、日々の保健指導とか、ほかのこともありますので、いないときの相談とかは課内の人が皆協力し合って、相談を受けて、そしてまた発信をしておるというような状態やと思うんです。ほったらかしなんかにしとるとは思ってません。けれども、やはり保健師さんという特別な資格を持った、知識を持った方でないとできないこともあるので、なかなかしんどいところかなと思うんですけれども、課内で助け合いをしながら、そういうことになった方のために対応していただけたらなと思うところでございます。  時間もないので、私のほうからこのことに関して言いますと、30分以内に必要なサービスを全て提供するというような都会型のサービス提供、そういうことは同じようにはいかないというのが我が町の実情ですから、当町でできる最高のところを何とか目指して頑張っていただきたいなと思うわけでございます。よろしくお願いいたします。  それから、次に高齢者を対象としたサロン活動ですね。このサロン活動の充実、また生きがいづくりについての取組を、考えとかを伺いたいんですけれども。サロン活動の場所ですね。これをもうちょっと増やしていく必要があるんじゃないかと。  それから、お話とかお楽しみ会や健康づくりとか、健康体操なんかも、棒体操なんかも私もやっておりますけれども、そこが居場所づくりになる、困りごとの支援をしてもらいたいよ、こういうことにちょっと困っておるんでどうかなというような話も聞ける大切な場所だと思うんですね。そういうところをやっぱり増やしていくような努力が必要ではないかと。それは当局だけでできるわけではなくて、地域の協力が必要なわけなんですけれども、もうちょっと力を入れて、動かしていくというようなことが必要ではないかなと感じます。そこら辺の考えといいますか、それを伺いたい。  もう一つは、生きがいづくりです。生きがいづくりというのは、生きることの喜びとか、張り合いというものが出てくるわけですね。健康長寿の理由の一つとして、生きがいづくりというのが関係していると、そういう研究も報告されていると聞いておるんですけれども、非常に大切なことではないかと考えておるところです。  前にあった、10番議員も関係しておられた作業館でのお接待活動というのがあったわけでありますけれども、そのときに、やはりその方々は人とのやり取り、それからありがとうと言われる。そして、誰かに必要とされている。そういうところが非常に生きがいづくりというものに個人個人の人が思えて、毎日そこに行くのが楽しみであると。そういうようなことで、健康につながるんではないかなと私は勝手に思うわけです。そういうところをやっぱり、個人個人ではなかなか生きがいづくりって探せたらいいんですけど、町が考えて、これどうよ、生きがいづくりでっていうもんでもないと思うんです。けれども、何かのきっかけを持ってもらうとか、何かの働きかけをするとか、その中でその方が、私にこれが合ってるなというものが見つかればいいなと思うので、その辺のお考えも併せて伺えればと思います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) もう議員おっしゃるとおり、もう全てお話しいただいたわけなんですけれども、今現状をお話しさせていただきますと、まず協議体でも頑張ってくださっている生活コーディネーター。社会福祉協議会の方にお務めいただいてますけれども、あの方が主になって、通いの場、集まりの場というようなことで、協議体のお仕事以外にも週に1回ということでグランドゴルフを一つのきっかけとして、人が集まることをやろうということでずっと続けてくださってます。  一番初め、お声をかけて始めたときに、2人の参加者から始まったそうです。今、先週も聞きましたら、15人の参加になっていると。グランドゴルフがしたくて来ている人もいるんだろうけれども、運動したいという気持ちもあるんだろうけれども、人と出会いたいというようなお声も聞いてます。  ですので、人それぞれやはり目的は利用される方がそこに来る意味というものを見出すものでありますので、議員御提案いただいたとおり、とにかくたくさん集まる場を設けていくということが必要なんだろうなと。  かねてより保健師が、多くは高野山の周辺の小さな集落、なかなか出会うのにも出会いにくいですし、お顔を見に行くというようなイメージで、健康相談という名称で、毎月1回、今もやってますけれども、集落を訪れて、手芸をやったりとか、いろいろなことをずっとやってきた。時には茶話会であったり、時にはお食事会であったり、そういうことをやってきているんですけれども、いかんせん、コロナの影響がございまして、そういうことはちょっと止まってます。ただ、もうこれからはウイズコロナということで、感染対策もしっかりやりながらそういう事業をやっていくというようなことで、やはり通いの場、サロンづくりというのは、この地域包括ケアシステム構築の中でも要的な事業であるというふうに認識しております。元気なお年寄りをつくるのには社会参加、必要とされている役割があるというようなこと、非常に大事なことだと思います。  その中で、民間の、住民の方々が立ち上げた取組でも、1つ好事例として御紹介させていただくとしましたら、富貴地区において、住民主体で始まった暮らしの助け合い「ちっちらこ」という活動がございます。こちらは、本当は子育て、要は富貴に保育所がございませんので、移住してきた御家族のお子さんを預かるということから始まった事業でございますけれども、そこに地域の高齢者の方々がお手伝いに来てくださっているんですね。その方々のおうちにお邪魔したり、時には学校へ来ていただいたり、ちまきづくりを教わったり、いろんなこと、高齢者の方に参画していただいて、事業展開がなされています。  これは高齢者の方というのは、何か与えてもらうような支援ばかりがイメージにありますけれども、やっぱり高齢者の方々も力を発揮していただける場所がまだまだございますので、そういう場を設けていくというのは本当にいいことだなというふうに感じているところです。これは民間の方で立ち上がったものでございますけれども、1つ御紹介です。  また、シルバー人材センターの取組についても、今、会員不足というようなお話もありますけれども、女性の会員さんが多いということも聞いておりますので、局長とちょっとお話をしているのには、サロンの運営とか、家事支援だとか、介護保険制度とバッティングしないようにということはございますけれども、何か地域の高齢者の方々ではありますけれども、お困りの人のお役に立てるようなことを考えていかないとだめやなということで、今話合いを進めているようなところですので、そういうところでも高齢者の方の社会参加という、役割づくりというものを生きがいづくりということにつなげていけたらというふうに考えています。  以上です。 ○議長(松谷順功) 大西君に申し上げます。質問時間の残りがあと10分少々でございます。  8番、大西君。 ○8番(大西正人) 質問がもう一つ残っておったんであれなんですけど、いつもこういうことになってしまって申し訳ないなと思うんですけれども。  生きがいづくり、サロン活動というようなことは、非常に大事なことであるというような認識の中で、富貴の「ちっちらこ」であるとか、シルバー人材センターがサロンのことも関係していこうというようなお話も伺いました。また、生きがいづくりの中では生活支援のコーディネーターさんがグランドゴルフを始めて、最初2人やったのが15人ぐらいまでに増えているよと。そこに来ることが楽しみなのか、来て一生懸命やっておられるというようなことは、やはり生きがいづくりにつながってくるのかなというような印象を受けますので、そういう支援体制、応援態勢で見守っていただけたらなと。行政が関わって、そこにいろんな人が入ってくれて、また違う形も生まれてきたら楽しいのになと、そういうふうに考える次第です。  高齢者の施策というのは今までも数々なされていたわけですけれども、今、高齢者を取り巻く環境も変化しておりまして、それぞれに適した支援というものや、居場所づくり、生きがいづくりというのは、これからますます必要になってくるんではないかなと思われます。  昨日も協議体の会議があったわけなんですが、さわやか財団ですか。その方、高林さん、来られて、いろいろお話を伺ったんですけども、これからは高齢者を支える若い方も減ってくる。そうなれば、今の支援体制を維持するのが精いっぱいで、自治体も税収が減ってくるわけですから、新しいことをなかなかできない。高齢者を支える現状はますます厳しくなる。そのときに頼りになるのはやっぱり地域の力であるというようなお話でありました。だから、この生活支援コーディネーターがこれからやろうとしている仕組みが大事なんだと。だから、高野町ではなかなか進んでいない。その方も、コーディネーターさんもあせっているというようなこともおっしゃってましたけども、じっくり考えて、あせってやった仕組みづくりというのはあまりうまくいっている事例は少ないので、しっかりよく考えられて、進めていってくださいというようなお話もいただきました。私もそのメンバーでありますので、その辺はできるだけの協力をしていきたいなと思ってるわけなんですけども。これからも引き続き、全力で取り組んでいただきますように、高齢者に対しての施策をよろしくお願いをいたしたいと思います。  残り時間も少ないんで、こういうのを持ってきまして、またちょっとお聞きしたいなと思ったんですけど、ちょっとまたこれは別の機会にいたしまして、ふるさと応援寄附金のことについて最後伺いたいと思います。  ふるさと応援寄附金というのは我が町にとって大変貴重な財源であると考えておりまして、今回、6月20日に高野山の宿坊協会さんへふるさと納税の自動販売機が設置されるということになったというふうにお聞きして説明を受けたわけでございます。西日本では初めてとなるそうで、大変期待しておるわけなんですけれども、どういった経緯で導入に至ったのか。また、自販機での設置、運用にはどういった経費が必要になってくるのか。返礼品は高野町ふるさと商品券以外、いろんな組み合わせがあるのか。ここに説明の資料も頂いておるんですけれども、販売機ゆえのトラブル対応というものはどういうふうに考えておられるんかと。宿坊協会の職員さんが対応していただけるのか、町の担当職員さんが電話を受けて飛んでいくんか。  それと、県内自治体との寄附品目の相互協定というような、提携といいますか、その状況、どうなっておるんかなと。聞くところによりますと、このことで意見交換に来られた橋本市の議員の方は、橋本市とは高野町は協定関係はないんやというようなことも聞いたんですけれども、現在どういうふうになってるのかなというようなところを聞かせていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 大西君に申し上げます。あと5分少々でございます。  辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  議員御質問の件につきまして、1つずつ御説明申し上げます。  まず、どういった経緯で導入に当たったかというところ、それでまたその狙いはということですが、高野町のふるさと納税につきましては、年の後半に当たってのメディア戦略が非常に重要であると考えております。町長からも常々、高野町にとって珍しいことの取組、また何々で、丸々で初というような、ほかにないことを考えるように指示を頂いている中で、前担当者が何か新たな取組ができないかといったところを検討しているときに、このふるさと納税自販機の選考導入自治体のニュースを見つけました。  そこで、取組として高野町でも使えるんではないかというところで、早速自販機の開発会社と連絡を取りまして、コロナ禍ということもありましたので、インターネットを利用したウエブ会議、ウエブ協議を行いました。そこで、高野町を訪れた方が高野町を応援するために御寄附いただくふるさと納税本来の考え方とした地産地納税型の仕組みであると。高野町に魅力を感じた方がその場で気軽に寄附することができる仕組みとなっており、今までふるさと納税をしたことがない方に対してもアプローチできるといったメリットもございます。そして、これは町長が言われてた、県内はもちろんのことなんですが、議員もおっしゃっていただきました、近畿、もっといえば西日本初と、初導入ということになることから、高野町ふるさと納税のPRとなり、注目度が高まることによって、納税額アップにつながるのではないかと、そういったところで導入に至りました。  続けてよろしいですか。 ○議長(松谷順功) あと3分31秒です。 ○企画公室長(辻本和也) 設置運用に当たりどういった経費が必要になるかということです。高野町ふるさと納税のポータルサイトと同様の費用が必要になってきます。自動販売機が一つのポータルサイトと御理解いただければと存じます。ポータルサイトとはもう御存じと思いますが、様々なコンテンツの入り口となるウエブサイトのことで、ここは高野町のふるさと納税のホームページのことを指します。  導入には自販機5年リース分、単年では122万1,000円と、高野町仕様のカスタマイズ費用、これが341万円。それから自販機の設置代が年額1万8,000円がかかってきます。また、ランニング費用については寄附額の45%前後が必要になってきます。  一般のポータルサイトの寄附との大きな違いは、窓口で直接返礼品をお渡ししますので、ふるさと納税の経費で大きな割合を占める送料が必要なくなりますので、経費削減となり、そういったところがメリットとなります。  続きましてです。返礼品は高野町ふるさと商品券単品なのかというところです。自販機での対応謝礼品は、宿泊割引券、「GOGOMYLIFE」、これは本山が取り組んでおられる未来の自分に宛てたメッセージを保管していただいて、御遠忌が終了すれば返却していただくという、タイムカプセルのようなものです。また、サンリオのコラボのキティちゃんのぬいぐるみ、あと高野町内の事業所で利用可能な商品券、こういったものを御用意してます。また、返礼品を受け取りなしという御寄附も承っております。駆け足ですみません。
     自動販売機ゆえのトラブル対応です。自販機設置場所である宿坊協会様で御対応いただきますが、平日に何かトラブルがあった場合、簡単なものは宿坊協会さんでお世話になるんですが、すぐに役場で対応できるように、関連会社と調整してございます。自販機会社と逐一連絡が取れる体制になっておるんですが、システム等の障害時にはリモート操作ができるということで、そういったことも可能となっております。  参考までに、先行導入の自治体に対して問合せしたところ、どの自治体においても導入後は特に目立ったトラブルはないよといった回答をいただいております。しかし、機械であるため、今後トラブルが発生する可能性もゼロではないので、自販機関連会社と連携して、しっかり迅速な対応を取るように心がけてまいります。  県内自治体の寄附品目の提携状況です。今回の自販機での共通返礼品の提供や導入はございません。通常のインターネット等でのふるさと納税につきましては、和歌山県内24市町村が協力し、ふるさと納税の共通返礼品を設定できるという制度を導入してございます。共通返礼品は、複数の自治体がそれぞれの地場産品をシェアして取り扱うことができるふるさと納税の制度で、現在、226項目について合意いたしております。また、和歌山県が推奨する和歌山県優良県産品、プレミア和歌山推奨制度の商品を県が返礼品として扱っている場合には、同様の返礼品を取り扱うことができるようになってございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) あと12秒です。  8番、大西君。質問時間の制限が近づいてますので、簡潔にお願いします。 ○8番(大西正人) 申し訳ございません。もう答弁をいただくだけになってしまいました。  今回、設置されるふるさと納税の自動販売機でありますけれども、このまちを訪れた多くの方が応援の気持ちからの寄附、そういうものをしていただくことになればと願うところでございます。今後、返礼品を含め、魅力度をもっと高めていただければとそういうふうに思います。そこら辺をもうちょっと頑張っていただいて、魅力アップをお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松谷順功) これで一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了しました。  本日はこれで散会します。御苦労さまでした。               午後 3時43分 散会...